風の果て

恋をしただけ それだけのことを

いつか雨上がりまほろばでまた逢おう

瞑るおおかみ黒き鴨、全公演お疲れ様でした!

私のつむ鴨は東京楽で終わっていたのだけど、ちゃんと感想を書かぬままに色々…本当に予想外に色々なことがあったりwwww(おめでとうね!幸せになれよ!w)、自分の仕事が忙しかったりで、あれよあれよと北九州まで終わってしまった。本当はもっと熱いうちに書いておきたかったのに。


昨日ふと、つむ鴨のキャスト発表になった日の自分のログを漁ってみたら、第一声が「やっっったーーー!」だったのね(笑)今思い出してもめちゃくちゃ浮かれてたなぁと思うんだけど、もふ虎も見てないし、当時は西田作品も見たことない状態で、何がそこまでこの作品への期待値を高めていたのか、とにかくもののふシリーズにゆっくんが出ることがやたら嬉しかったのだった。それは去年見聞きしたもふ虎の評判だったり、パラサーで観たしょーごくんのルパンがそれはもう麗しかったことだったり、何より松田凌がいることだったりが理由だったのだけど、いざ蓋を開けたら予想以上に面白くて夢中になって、そして座組がまるっと可愛い大好きな作品になってしまった。
楽しかった、とても。楽しいストーリーでは決してないのに、可愛くて暖かくて優しくて、だからこそしんどくて綺麗な物語だなぁと思ってみていた。ハッピーエンドじゃないけど、それでも人は生きていかなきゃいけなくて、そうして生きていくための、物語。生きるために、笑ってみろ。



覚えてることから、思い出したことからぽつぽつと。(うーん、ちゃんとした感想を書く文章力がほしいなぁ…せめて人並みに…w)

  • 銀劇3階席の話

東京最終日、昼が3階の最前だった(こんないい位置がリピチケで出てるのずるいw)。めっっっちゃくちゃ綺麗だった。OPの、ダイジェストみたいな部分、あれ上から見るとびっくりするくらい綺麗なのね。美人さんが多いからじっとり双眼鏡で野鳥の会しようかと思ってたけど、もったなくてできなかった。なんだろう、照明なのかなんなのか、あの入れ替わり立ち替わり人が出てきて、時代も場所も雑多な場面のはずなのに、絵巻物でも転がして見てるかのような光景だったんだ。視線の誘導が上手いのかな…。
あと上から見る土方と半様の殺陣が面白かったー。でかくてダイナミックに動く荒木くんとちっちゃい分跳んだり回ったりよく動く凌くん。油小路での半様はなんとも楽しそうに斬りかかっていくのが狂気じみてて良い。回を重ねるごとに目が据わっていく凌くん怖かったよう。そして美しかった。

  • 薩摩の話

舞台上でもオフショでもひたすら可愛かった薩摩。SNSに上がる薩摩のオフショ、どれも暴力的に美しくて、いっそあれを売ってほしいくらいだった。お金払える(笑)
劇中でも仲が良くて、揉めたり晋介いじめたりしながらもあったかい、家族みたいな薩摩大好きだった。初見のときからせごにいを介錯する晋介が一番しんどくて、あそこは毎回呻きそうになりながら見ていた。あれは晋介にしかできなかったのかもしれないなぁ。普段どんなに強くても、半にいは西郷さんのこと送ってやれなかった気がする。普段にいちゃんたちにいじられてる可愛い末っ子が、ここぞというときに一番強かったりする。千秋楽の、自害する瞬間の晋介の顔が目に焼き付いてて、改めて伊崎いいなぁと思った。ここ数か月で急速に気になってる子。
西郷さんが切腹したあとの大久保さんを取り巻く描写、ちゃんと大山もいるんだよね。最終日はあの光景を見ながら、この後自分の手で新八にトドメをさす大山を想って切なくなったりもした(大山基本ハッピー野郎だから、こんだけ辛いポジションなこと忘れがちなんですけどねwそこがいいんだけどねww)

あぁあと長友さんの団体芸wが好きでした。石田のときもだけど、本職芸人さんはああいうとこのさじ加減や誘導の仕方が上手いなぁ。そこに乗っかる凌くんとしゅーすけくんもノリがよくて好きだった。なんだかんだで凌くんは、ああいう笑いのシーンで自由にやってる方がらしいなって。あんなに儚げ美人なのに(笑)

  • 抜刀隊の話

東京千秋楽、まさかの大久保さんダンス3回目突入に、全員揃って後ろを向いてふるふるしてる抜刀隊超可愛かった。しょーごくんでさえ笑っちゃってたので、残り二人は言わずもがな…っていうかゆっくんは完全に死んでいた。超面白かったw抜刀隊めちゃくちゃ強そうなのに、こういうちょっと素になった瞬間に一気にズッコケ3人組感が出るのなんでだろうな…可愛い……。

潰れた佐川さんの相手してる山川、じゃれついてくる佐川の手を受け流しながら、さきを斎藤さんのとこに行かせてるのきゅんとくるよね。いいお兄ちゃん…。大山にはあんなに塩対応なのに、相手が斎藤さんだとむしろ妹の背中押してあげちゃうとこもいいよね…まぁそうなるよね…wここの佐川さんと山川兄妹ほんっと可愛くて永遠に見ていたくなる。永遠に見ていたいくらい可愛いのに、この直後に降伏宣言がくるのがまたなぁ…。山川は基本クールで理性的でだいぶ大人な雰囲気の役なのに、泣き崩れる山川の背中が薄くてちっちゃいので毎回ちょっとびっくりする。背中って年齢が出るよなぁ。
二川のラストシーンは案の定どんどん悲壮感が増していったので(しょーごくんがまた上手いんだわ…ほんとに死ぬんじゃないかと思う)、佐川を亡くした山川は今後どうやって独り生きてゆくのだろう…とか思ってたんですが、大千秋楽の追加シーンレポ読んで、そういや肉親まだ生きてるわってハッとしました。てゆーか、この人カタワレ失うの何回目だよ。シンメ厨の琴線に触れる何かがあるのかなw見事に触れまくってるけど(凄いシンメ厨の人)


あぁあと土方さん…というか荒木くんの話もしたいし、楽曲の話もしたいんだけど、そろそろタイムアップ。残りは気が向いたらそのうち。
なにはともあれ、この作品に出逢えて、この作品に推しが出てくれてよかった。山川がいるいないにかかわらず、来年また第3弾が見れたらいいな。