風の果て

恋をしただけ それだけのことを

ちるらんスペシャル公演 4/23マチネ@銀河劇場

たーーーーのしかった!私はやっぱりスペシャル公演が好きだ(笑)

前説として花村くんシオンくん和泉さんが出てきて、「普段女性キャストが演じている役を、男性陣がかわるがわる演じる」という趣旨を説明してくれて、本当にそれ以外は何も変えずに進む…というのが外部向け親切設計だったくらいで、全体のノリがとてもスペシャル公演らしいスペシャル公演で大好きだった。やっぱりスペシャルって作り手の力量がないと成立しないよなぁ(昨年を思い返しながら)。前半に明確な笑いどころが増えたせいか、メリハリがついてシリアスに突入したときにもスッと集中できて、結果的に通常公演より面白かったので、それはそれでどうかと思ったがw

ちなみに女性キャラの配役が決まったのは前日の夜だそうで。ギリッギリ。

シオン「まぁ…岡村さん、炎上しながら演出してましたからね!」
\wwwwwwwww/
シオン「ちがっ、書いてあるの!ここ(進行表)にそう言えって書いてあるの!!」

の流れでめっちゃ笑ったし、3秒後にそれを言わされたのがシオンであることに気付いてさらに面白くなってしまって、本編始まって頭のシオンのナレのあたり、内心ずっと笑っていた。ここで爆笑しちゃった時点でもう私の負け。見に来てよかったw



雀役はずっとアンサンブルの沖中くんがやっていて、最後だけくぼひでにチェンジ。琴ちゃんは最初だけしんばくんがやって、あとはずっと黒川さんが雑な女装でやっていたのだけど、これがまぁ凄かった。スペシャル公演のMVP、黒川さんでしょ。

冒頭、雀ちゃん(デカイ)が出てきたときからずっと様子がおかしい舞台上。今回ゆっくんが割と自由に動けるキャラだから、突っ込みが冴えまくっていらっしゃった。ゆっくんの「おまえ誰だよ!」が響き渡る公演はだいたい楽しい。

日替わりアドリブは
近藤さん「雀をキュンキュンさせる一言!」
新八「雀をキュンキュンさせる一言まで!さーん、にー、いち」
って流れだったので(禊かよ)、これちゅーするだろ…って思ってたら案の定いたいけな10代の唇がハジメちゃんに奪われていたw雀の首に手を回して、愛を囁いてからのキスをかました斎藤さん、さすがだったわw終わったあとめっちゃ唾吐いて唇ゴシゴシするとこまででワンセットです。

雀役が沖中くんだったというのは終わってからさあやちゃんのブログで知ったのだけど(お写真可愛かった)、初舞台の子なんですってね!カテコで立ち位置見失って変なとこで棒立ちになってて、「が、がんばれ…w」って思いながら見てたんだけど、デビュー間もない初舞台のアンサンブルの子が、いきなりあの台詞量で全然違う役やれって言われたらそりゃ迷子にもなるわw
そんな雀ちゃん、座組総力をいじられていて大層可愛かったのだけど、下手っぴだからこれ最後大丈夫かなぁ…と思っていたら、芹沢と新見のところに現れた雀ちゃんが、自分の出番を終えたくぼひでにすり替わっていたのが最高だった。すごい…すごい綺麗に散った…w今回のスペシャルで一番のお気に入りは、ここのくぼひでの使い方です(笑)
あと沖中くんが普段のアンサンブルとしての役回りもずっと雀の格好のままでやっていたんだけど、だんだん見慣れてきてモブの中に赤い着物のクソ女装が混ざっててもなんとも思わなくなっていったので、人は何事にも慣れるものだなと。


琴は、登場シーンだけしんばくん。通常公演でも今回の座組のいじられ役というか、かつての翔央のような扱いだったので、ちょっと気になっているしんばくん。今後また会いそう(笑)
残りは基本黒川さん(一瞬、くぼひでが天誅仕りに出てきてくれる。超かっこいい)。そもそも本役がオカマなので、どっちにしろずっとオカマ。何がすごいって、琴ちゃん見た目完全に化け物なのに、ビジュアル以外のいろんな問題が解決してしまって、いっそ通常公演より引き込まれてしまったのが凄かった…ハラハラしなくていいからすげぇ見やすい…見た目凄いけどww
あと花ちゃんさんはあのビジュアルインパクトに全然負けなかったし、追加投入されたキスシーンですらどっちも笑わなかったのが凄かった。沖田と雀の祝言のシーンで、速攻陥落して後ろ向いてぷるぷるしていた某ハジメさんではこうはいかなかったであろう。凄い。

ラスト~カテコは通常通りで、さくっとおしまい。面白かった~。