風の果て

恋をしただけ それだけのことを

ディスグーニー「GOOD-BYE JOURNEY」6/11マチネ@ブルーシアター

ディスグーニー三本立て観劇の記録。まずは「GOOD-BYE JOURNEY」

文音ちゃんがジャンヌダルク、という時点ですでに私の中で合格点!みたいなとこあったんですけど(笑)
予想以上に、よかった。めちゃくちゃ泣いた。もう何がどう刺さってあんなに泣いたのか、わからなくなってきてるんだけど、2幕何度も泣いたわ…いや1幕ですでに泣いたんですけど。デトックスに最適な、美しくて切ないお話。

ただの羊飼いの少女だったジャンヌが、みんなの勝手な希望とか祈りとか全部背負って、本物の聖女であり魔女である女へと変わりゆく様がたまらなかった。たまらなかった、っていうのは、哀しいでもかわいそうでもかっこいいでもなくて、上手く言えないがための「たまらない」という表現なのだけど(語彙力)。ジャンヌ、美しかった。美しい人が多い舞台上(せーじろーさん良子さんしゅーすけくんの並びやばい)の中で、なお、圧倒的に美しかった。


……先に顔がいい人たちの話からするんですけど(笑)
せーじろーさんのジルドレが、めちゃくちゃかっこいい。ほんと、びっっっくりするくらいかっこいい。今回のディスグーニー抱かれたい男ランキング1位はジルドレ様だわ。衣装もすごく似合ってて、好きすぎたのでリピチケ特典写真はジルドレ様の舞台写真にしました。
寡黙で優しくて、一番大人の余裕を感じる人ではあったけど、あまり多くを語らない分、もう1回見たら掘り下げ甲斐のありそうなキャラだなぁとも思った。あとみなさんが集合写真載せてくれていた、同期組の過去イメージシーンできゃっきゃしてる笑顔のジルドレがしぬほど可愛いので写真を買わせてほしい。まじで。

しゅーすけくんのアランも、1幕は「顔が!いい!!」に思考の7割奪われそうな美しさで。黒のストレートロング最高ですね…最高……。こんな美しい男を相手に「墓まで一緒だ」と言い切るツンデレイケメン美女のオリヴィエさんとセットで、設定と配役が天才だった。「墓まで一緒だ」が出た時点で、これは2人手を取り合って死にゆくパターンか?と思ったらアランちゃんが見事において行かれていた。自分で言うだけ言って、相手には言わせないまま死んでしまうのかオリヴィエよ…。


ここから本筋の話(笑)
1幕、オルレアンでジャンヌが覚醒するシーン。真ん中でライトを浴びる文音ジャンヌが、自らを聖女として宣誓する美しさと残酷さに泣いてしまった。1幕はあそこが一番好き。そんなジャンヌを「一人の民です」と言い切るオリヴィエや、「普通の女の子」が戦場で聖女だの魔女だのに祭り上げられていく様を苦しく思うイリアやポーラの存在がまたよかった。
あと私「女王の花」っていう少女漫画が大好きなんですけど。亜妃と薄星が、自分たちの意思で頑なに結ばれようとしないところがめちゃくちゃ好きなので、幼馴染に「迷惑か?」と問われて、一言「はい」と答えたジャンヌがそれと重なってしんどかった。きっとあの幼馴染は、ただの女の子であった私のことを覚えていてくれる人なんだろうなぁ。

2幕は基本ずっと泣いてたけどw、リングを失った後、ジャンがジャンヌを叱咤する場面が一番泣いたかなぁ。リング、ものすごいわかりやすい死亡フラグとともに去っていったのはちょっと面白かったけど、健気で可愛かったなあ。ジャンも、荒っぽいけど本当に素敵な大人の男でね。最初あれほどギクシャクしてたのに、中盤からは自然とジャンヌの手を引いて走っていたことにときめいた。

あと王と大臣は、要所要所で結構本気で笑ってしまってくやしい…玉の人、あんなくだらないことしか言ってないのに…。それでもちゃんと愛されるし、あの最初と最後のシーンでは切なくなっちゃうからよーじろーさんは凄い。オリヴィエに容赦なく罵られているのもとてもよかった(笑)平山さんのミザリは、個人的に一番愛せるキャラでしたわ。幸せになってほしい(笑)
あと直近でまさしさんを見たのが、きたむーの「夜」だったので、私の中の最新まさしがドクズから更新されてよかったです(笑)


序盤の「それでいいと思う。あなたの涙はみんなが流すから」が、最終決戦前のあなたの分はみんなが頑張る、みたいな台詞(覚えてない)に繋がるのとか、好きだったんだけど、記憶の容量も文章力も足りないのでもうやっぱり1回観たい。もう入れる隙間ないけど。

カーテンコール。「なんとか乱舞の当日券並ぶくらいなら、こっち見に来てください!」って暴れ出したまさしさんがめちゃくちゃ面白かったです。大丈夫だよ、ちゃんとこっち優先したよ。なんとか乱舞は来週行くよ…w