風の果て

恋をしただけ それだけのことを

東京千秋楽お疲れ様でした!

少し日が経ってしまいましたが、ディスグーニー東京公演、無事終了おめでとうございました。
行って良かった。セカチルはやっぱりしんどすぎて涙も出なかったけど、カテコが楽しくて優しくて愛おしくて、スタオベしながらちょっと泣いた。いいもの観たなーー。結局どこまでも、こういう人達が好きなんだ。こういう場所が好きなんだ。

最終日、マチネが11時半でソワレが16時で。当日券見やすい席がほしいから早めに行こうと、六本木から坂を下り出したのが15:10くらい。坂の下の方、劇場方面からね、人が歩いてくるんですよ、ずらずらと。あきらかに、今終わって人が捌けましたっていう光景なんですよ。次が始まるまで1時間切ってるんですけど。も~笑いそうになったよね。昼前からやってて今終わったのかよってwコンビニ行って戻ったら夜公演始まるじゃんw
ちなみに千秋楽は、カテコ4回で3時間半くらいでした。10日間ぶっ通し、本当にお疲れ様でした!楽しかったー!



全部わかってから見ると、OPのダイジェストも一幕終わりも、甲斐彦が旦那さんだったり弟だったり息子だったりしていて切ない。あと一幕終わりかな?山海丸と空樹がいちゃついているのが目に入って、あぁ、この人たちはちゃんと幸せになれたらいいなって思った。
初見で長い長いと思っていた人形浄瑠璃のお稽古シーンや八代さんのくだりにもキラーフレーズがたくさん盛り込まれていて、あぁぁそういうことかと。いや、どっちにしろ長いけど(千秋楽はさらに長かったw)。八代と甲斐彦の、「この人形すげーー!」「人形じゃない、人間だよ!見りゃわかんだろ!」とかね。そう、見りゃわかる、わかると思ってたんだよね。
冒頭の、甲斐彦と源内のやりとりはどの時系列のものだったんだろうなぁ。エレキテルの完成を待っていたあの時の甲斐彦は、どこまで知っていたんだろうか。感覚的には、夏の場面で、源内と空樹とやりとりしてた甲斐彦の様子が近いのだけど、あれはいつの夏だったんだろうか。

終盤、かなでを呼ぶ麓郎の声、甲斐彦の泣き声、兎杏の絶叫が立て続けに迫ってくるところからの引き込まれ具合が凄くて、毎回こっちの気が狂いそうになる。苦しくて悲しくて、それでいて、あぁ今、良いもの見てるーー!!っていう快感も同時に押し寄せてくるので消耗が半端じゃない(笑)


カテコの話。
ダブルカテコのご挨拶、相馬くんが喋り出したらBGMがちょっと泣ける感じのやつに切り替わったのが地味に面白かったんだけどw。あれはもう最初からみんな泣く気満々だったし、案の定泣いたし、泣いた後に相馬くんがちゃんと笑える感じに締めてくれたので、会場がわっと沸いたのがとても気持ちよかった。堪え堪え話していた相馬くんの涙腺が決壊したのが、自分の2年半の話じゃなくて「もうここに麓郎はいないんだということが寂しい」って話だったのが印象に残ってる。
で、その相馬くんの次に挨拶を振られて、「このあとやだぁw」っていうはるかちゃん(ずっと泣いてるw)も超可愛かったです。リアルお人形さん。
あとは涙声で挨拶してたまさしさんとか、そんなまさしさんにじゃれつく相馬くんとか、捌け際に萩野さんにがばっと抱き着いてたまさしさんとか、ずっとまさしが愛おしさの塊だった。。5年分くらいまさしさんにときめいた気がする。

そんな涙と笑いの中、客が全然帰らない4回目のカーテンコール、強制撤収の合図として西田さんが叫んだのは、「ほらもう、みんなおしっこ行きたいでしょ!?」だった。最後の最後でずっこけた。そんな千秋楽の思い出。


せっかくなので千秋楽ゲストの覚書も、メモ程度に。
人形浄瑠璃の最初の稽古シーン(おちゃっぴーのとこw)、黒子の中にしゅーすけくん
しゅーすけくん「新入りの、斉藤さんだぞ☆」
楽屋での準備が女優より時間かかってるだのなんだのと文吾さんにどやされるも、しれっとチャラついてるしゅーすけくん、今日もとても美人さんだった。地味な恰好すると顔の華やかさがかえって目立つ。

・黒子に伊阪さん追加投入
顔が四角いやつ乱入。もう捌けろって言われてるのに、「まだいたい!」ってゴネて居座ろうとする伊阪さん。そんなやりとり、普通に階段に座って眺めているしゅーすけくん(美)

・蝉
山海丸が網持って源内を追いかけ始めるところで、もう1匹蝉を捕まえるくだりが追加。山海丸が網をかぶせて連れてきたのはミザリ。髪も衣装もしっかりミザリ仕様。よっちさん、今日ジャーニーないのにわざわざこの1シーンのためだけにあれ仕上げてきたのか…ww

・殺陣カラクリ人形の殺陣じろう
山海丸がグラサンもらって「わーい!」してる場面、「もう一つあげたいものがある」と言われて登場したのが、殺陣カラクリの殺陣じろう。めっちゃ強いけど、必ず負けてくれるらしい。
和装に刀もったせいじろうさん(めちゃくちゃかっこいい)が、ひゅんひゅん刀回して(めっちゃかっこいい)、相手が攻撃するそぶりを見せると、自ら斬られて倒れてくれる、というカラクリ。殺陣では超なめらかに動くのに、出捌けのときはテケテケテケテケって小刻みに進んでいく殺陣じろう。おかーさん、あの人形私もほしいー!

あとどうでもいい覚書としては、幕間にロビーでスマホいじってて、ふと顔を上げたら真隣に殺陣じろう…から人間に戻ったせーじろーさんがいて、変な声が出そうになりました。いくらそこら中をイケメンが歩いてる空間だからって、急に隣で止まらないでほしい。あんな綺麗な顔の人間が至近距離にいたらびっくりするわ。