新・幕末純情伝 FAKE NEWS 7/7＠紀伊国屋ホール
初日おめでとうございましたー！新幕末の夏が始まった！
数日前、はてブロからブログ開設4周年のお知らせメールが届きまして。そういえばここはダブルス2014開幕前に作ったんだったなぁ、ということを思い出した。ダブルス、謎に詳細なスペシャル公演小ネタまとめとか書いてあって、今読むと自分で面白い(笑)超楽しかったな、あのものすごい内輪でわいわいやってた夏ｗ
choco-ice.hatenablog.com
それはさておき、今年のリニューアル版新幕末。リニューアルといっても脚本はほぼそのままなので、ちょっと追加があったのと音楽や映像が変わったくらいかなぁという印象。なんだけど、演出は明確に違う人になってたなぁ。「表向きの名前が変わるだけで、実質おかちゃんなんじゃないの？」とか思ってたけど、全然違った。
序盤から選曲とめっちゃ喧嘩してしまったのだけど、なんか今回ぬるっとした曲が多くない？別に一生calling使ってほしいとかいうわけじゃなく、なんかこう…ノリにくいというか音楽かかった瞬間に血が沸くような効果がなくて、そこにずっともやもやしてしまった。追加シーンは好きでした。小説版の総司と桂の微妙な関係性好きなので、舞台で見れるのは嬉しい。
キャスト陣は全体に若い！年齢もだけど、若手俳優としての世代が若い。テニミュ歴でいうともう3rdの時代に突入してるし、テニス以外にも大規模2.5の入り口がたくさんできてから売れた子たち！って印象。それこそあんステなんかが、そういう層の代表格のイメージなんだけど。
だから若くてフレッシュで、足りない部分はまだまだたくさんあるけど、びっくりするくらい下手な子もいない…っていう、なんかぴよっとした新幕末であった(笑)きたりえはあと3日で上げてくるかなーとも思うけど、主要若手トリオ(小松田中松村)と新撰組隊士が全体におりこうさんな感じなので、誰か一人くらい開花して暴れてくれないかなー、なんて。スペシャル公演で先代のモンスターたちがわらわら見に来るはずなので、それが何かの起爆剤になったらいいなぁ(ところで今年ってスペシャルも岡村演出じゃないの？何やるの？ｗ)
とりあえず初見の感想を残しておこうということで、変更点・小ネタメモと、各キャストの印象ざざっと。
スペシャルまではチケ持ってるだけど、後半はどうすっかなぁ。
- リニューアル変更点メモ
・使用楽曲、主要ポップスはほぼ総入れ替え。岩倉登場シーンと故郷への手紙とジェットストリームは2年前と同じかな。
・土方と総司のガチ喧嘩と二宮ラストの間に、総司が桂に抱かれに行くシーン追加。そこから二宮と総司の追加シーン経ていつもの流れに。
・総司の「３つの時手足に重りをつけられて～僕だって簪も紅も刺したかったのに」のくだりあった？全カット？ラスト前の以蔵がそこ繰り返すセリフはそのまま残ってた。
・あと全編通して背景映像が変わってた。特におしゃれになってはいなかったけど、いつもと違う方向のダサさだった。江戸城の主張が強い。
・「FAKE NEWS」って副題とこれだけ使い勝手のありそうな時事ネタがあるのに、特にFAKE NEWSってワードが生きる瞬間がなかったなぁというのが残念。もっと攻めたネタ入れてくると思ってたのにー。
- 個人ネタ各種
・坂本先生の登場シーン、白いハット被って踊りながら出てくる
・すげぇ美声でスジを通すみかてぃ先生
・土方さんはa-nationに連れてってくれる。
・2番も3番も俺じゃなきゃヤだーーって言わない土方さん(壁ドンもしない)
・桂の2.5ネタはショバミュで合ってる？情熱大陸の曲でバイオリン弾くやつ。
(今回が初めて見る方にお伝えすると、桂のあのパートは4年前のりゅきさんがライダーの変身シーンと「まだまだだね」、2年前の味方がレーザービームでした。)
・小吉は全体にいつも通り。
- キャスト雑感。
・きたりえ(総司)
普通によかった。初日はきたりえに限らずうわっ滑り感あったから、もうちょっと慣らした状態で観る3日後が楽しみ。オープニングの殺陣がお色気多めになってたのは好きだったな。前回のれなさんは化け物すぎて、とにかく乗り込なすのが大変な相手という感じだったけど、きたりえ総司はもうちょっと普通の女の子で、わかりやすく「女」であることが武器だった。
・みかてぃ(坂本先生)
みかてぃ、坂本のイメージないなーと思っていたら、白ハット被って出てきたのでめっちゃ笑ったｗそうくるかー。みかてぃのジェットストリーム完成版を見るために終盤にもう1回増やそうかな。
いつの間にかすっかり先輩ポジになってるみかてぃ、隊士に負けまくる田中桂に「自分の場は責任もって回せ！」って言ってたのがお前が言うな大賞であったｗ
・のすけ(以蔵)
顔が！いい！！ゲネ写真見たときから、今回の新幕末、坂本でも土方でも桂でもなく以蔵ルート取るべきじゃない！？と思ってましたが、まーイケメンの以蔵さんだった。殺陣は文句なしだし、可愛くておりこうさんなわんこの以蔵さん。そもそも以蔵って総司の周りの男の中では一番まともで一番普通に優しい人だと思ってるので、それで顔がのすけちゃんじゃ文句なしですわ。のすけが出てくると周りの双眼鏡が一斉に上がるの、とてもよかった。
ラスト前の総司との殺陣のとこ、もうちょっと煮詰まってから見たい。
・小松(土方)
出てきた瞬間若い！！ってなって。薄々気づいてたけど、最近の新幕末座組平均年齢考えたら、このくらい若い土方さんの方が自然なんだよなーと。チャラっとした小松土方可愛かったです。細貝土方の器のちっちゃいクソDV彼氏感がない、健全なチャラ男なので、こいつが坂本先生に男として勝てなかったのは仕方ないかなっていう残念さが良い。
それはそれととして、圭ちゃんの土方が恋しすぎるのでスペシャル公演で役替えしよう(無茶)
・田中(桂)
足が長い。夢さんくらい足が長い。足が長すぎてずっと面白かった。
最近、未来の木村伝兵衛部長刑事になりうるやべぇタイプの桂しか見てなかったから、田中くんのぺろい桂新鮮だったな。初日にして声が瀕死だったので、最後までとは言わずともせめて1週間くらいはどうにか生き延びてほしい、田中の喉…ｗ
追加になった総司とのお色気シーンでの横顔がとてつもなく美しかった。伏し目の横顔を見て気づきましたが、割と観察し甲斐のあるアイメイクをしていたように思います。
・圭ちゃん(勝)
圭ちゃん出てきた瞬間の安心感が凄い。小吉VS海舟のシーンとか、いっそ穏やかな気持ちで見てたわｗ大人の役として出てきたら、当たり前だけどめっちゃ大人だったな、圭ちゃん…。本人が岡村おじさんの親戚の子みたいな感じだから忘れがちだけど、とっくに保護者ポジなのであった。
勝VS以蔵の殺陣が最高すぎるのであそこだけ延々リピりたい。
・あつき(二宮)
ちょっとー、二宮のシーン増えてるじゃん、びっくりしたわ！あとポケモンの代わりに投入されたダンスナンバー(楽曲特定班、今回の新規曲早く一覧にしてくれ)で、最初センターで踊りだしたの最高でしたね。そのままきたりえセンターの小松あつきシンメになるんだけど、普通に考えたら二宮は土方のシンメ位置には来ないので、踊れる子なので踊るシーンを作りました！っていうスペオキっぷりがよかったです。基本的にあつきのことはパンダと同じ種類の可愛がり方(転がってるだけでも笹食ってるだけでも可愛い)をしているので、全面的になんでも褒めます。あつきかわいい。
あとあらゆる作品でずっと言ってるけど、子どもが一人混ざってるの超大事だからさー。そういう意味であつき凄い大事にしたいんだよ。結構何しでかすかわかんないタイプの子だからなおさらｗ
・よっちゃんさん(岩倉)
リアルジジイの岩倉、アリよりのアリだし、リアルジジイの岩倉にりんご尻狙われる細貝海舟めっちゃアリなので今年の岩倉は推せる。P列で見てたんだけど、よっちゃんさんの声が妙にしっかり通るので(その辺の若手俳優より聞き取れる)、さすが大規模な現場回してきた人だなぁと。
あと今年の新撰組隊士あんまり面白い若手がいないのでｗ、案外よっちゃん見てるのが一番面白いかもしれないｗ千秋楽まで元気に頑張ってほしい。
・その他新撰組
久しぶりの榛葉くんが、変わらず榛葉くん！って感じでよかったです(そろそろ感想書くのに飽きてきてるので雑ですまんな)。すどーさん大石さん創くんあたりのいつメンは、ちょいちょいあつきと絡む様が可愛いので、あつきとじゃれてるの見るたびニコニコしてしまう。あと今年の重蔵が大石さんだったの100点でしたね！(重蔵ファン)
新撰組に限らず、新幕末経験/未経験にかかわらず台詞の言い方が前回前々回と違うなーというところが多々あって、そこに感じる違和感がただの慣れの問題なのか、改悪だったのかが自分じゃ判断できないのが悩みどころ。
初見感想、こんな感じ。次はスペシャル公演！
