風の果て

恋をしただけ それだけのことを

新・幕末純情伝 FAKE NEWS 7/29@紀伊国屋ホール

新幕末お疲れ様でした!なんだかんだで今年も楽しかったよw
スペシャル公演ぶりだったので仕上がってから見るのは初めてだったんですが、新撰組のノリが知ってる新幕末に近くなってて安心した(笑)

次は平成最後の2月公演だと思うので、馬場と味方でゴジラVSモスラみたいな、妖怪大戦争的なやつが見たいです岡村さん。(あと正直田中は2月当確だと思ってるので、どの役やりたいか考えておいてほしい)(※個人の感想です)

  • 日替わりとか小ネタとか

・すごいどうでもいいんだけど開演直前のフレンズが、ユーミンのリフレインが叫んでるに変わっていた。
・脳内で部長に「ブスな女はユーミンが好き」とか言わせて遊んでたら、本編でリアルに部長出てきたw
・駐屯所にやってくる坂本先生に迫る隊士たち。

あつし「木村伝兵衛部長刑事は~(登場シーンのあのスタイル)」
坂本先生「私ですがーーーー?(美声)」

・スジを通そう世代別流行り言葉バージョンが変にツボってめちゃくちゃ笑ってしまった。ぴったり息合わせてくるのすけ以蔵ちゃん。
・桂劇場はバブリーダンス。

桂「俺が『おっけーバブリー』っていうから、お前ら全員で『しもしも~』って言え。そしたら俺『おったまげー!』っていって踊るから、お前らも全員踊れ。なんとなくでついてこい」
近藤「俺らがおったまげですよ!!」

ダンシングヒーロー、サビ全員で踊ってくれたので普通に楽しかった(笑)
・久保田大石シンメの、どのジャンルでもとりあえず踊りきる力は才能だし、よっちゃんがなぜかそこそこに踊れていて笑った。
・「お前は2枚目だからスキャンダルに気をつけろ」のくだり。

坂本先生「お前、飲み屋のおばちゃんに『俺、紀伊國屋で毎日爆笑かっさらってるんで、見に来てください(ドヤァ』って、宣伝するな!!!!」

・この日の桂先生飛ばしまくってて、喉完全に死んでるのに本筋と関係ないとこですげぇ喋ってて面白かったです。

  • キャスト感想

初日の感想と同じ形式で書こうかな。

・きたりえ(総司)
すごく良くなってたし、前楽でもつやっつやに元気で、さすが信頼と実績のドル上がり。「女」を前面に出した総司のまま強くなっていたので、れなさんとは違う意味でやべぇ総司に仕上がっていらっしゃった。女の怖さ。個人的に好みの総司ではないんだけど、今回のあの男性陣(桂との復活シーン込み)にぴったりの総司だったなぁと思う。凄みが増しているので、土方とのガチ喧嘩でブチ切れたときの迫力が凄くて、そろそろ土方泣かされるんじゃないかと(笑)

・みかてぃ(坂本先生)
若手の声が軒並み死んでいる中で、昨日開幕しました☆くらいの声を保っていて、相変わらず驚異的な喉の強さだった…wキャストが全体的にぴよっとしてるので、坂本先生自らがぶっこんで来ることが多くて、みかてぃ頑張ってるぅ!ってにやにやしながら観てました。意外と好きだったなぁ、みかてぃの坂本先生。
あと熱海の時も思ったんだけど、味方はラブシーンで女優さんに触れる時に、ちゃんと触るのがいいなと思っている。漫画っぽくないというか。2.5や少女漫画実写映画のそれじゃない、もっとちゃんと生っぽいラブシーンになるとこが好きだよ(笑)

・のすけ(以蔵)
まっすぐに先生が大好きで、軽やかに付き従っていく忠犬以蔵ちゃん。最後まで顔が200点だった。私は推しの以蔵が世界一美しくてめんどくさくて愛おしい以蔵だと思ってるし、故郷への手紙で舵を切る手が大好きだったからあのシーンだけは毎回ゆっくんを思い出していたけど、それはそれとしてのすけ以蔵超かっこよくて大好きでした。細貝勝さんとの一騎打ちのシーンが恐ろしいほどに綺麗だった。あまりにも絵になる二人(そして殺陣が速い)

・小松(土方)
初日次点で、この人来年見てもこのまんまだろうな…(いい意味で)って思ってた小松土方、予想に違わず最後まで元気いっぱいのイケメンで良かった(笑)あんまりモテないモテない言ってると小松のおたくに怒られそうだけどw、この土方は本当に無邪気で健やかなイケメンなので、一緒にサイゼ行くには最適だけど、そもそもサイゼ行くやつとは付き合わないじゃん?みたいな話になってくる(笑)なんかね、新しい時代で幸せに生きてほしいよね、この土方…w
しかし終始作画が別フレなので、「顔です!」の説得力が凄い。

・田中(桂)
ぺろさそのままにハートがめちゃくちゃ強くなっていて笑った。創くんとぎゃんぎゃんやってるの見ながら、君とは近い将来また逢うことになりそうだな…と思うなど。中盤までどれだけ場を荒らしていても、総司との濡れ場は毎回抜群に美しいのが良い。あそこ毎回双眼鏡でじっくり伏し目の横顔見ちゃう。美人。
新幕末3世代見て、やっぱこの作品で推すべきは桂役だな!と思ったので、今後とも注目していきたい。鉄ミュ4があったら今度はちゃんと見に行きますね(笑)

・圭ちゃん(勝)
さすがの安定感なので特筆すべきことはあまりないんですが、ケツ見せろのくだりで何か地味にひとボケ入れていて、特にウケもせず突っ込まれもせず、静かーーーに流されていったのが凄い圭ちゃんぽかったですw
以蔵との殺陣が超かっこよくて大変満たされました。殺陣なら土方より勝の方が断然見せ場多いもんね。

・あつき(二宮)
あつき今日もシャンシャンくらい可愛かった~~。すどーさんや大石さんに頻繁に構われてるのが可愛くてたまらん。はやい大喜利で指名されてたんだけど、指名した桂先生本人含めて、舞台上が甘々で微笑ましかったです。過保護(笑)
(近藤局長「桂先生!なんで一番弱そうなやつ選ぶんですか!やめてあげてください!!」)
さすがに声枯れてたけど、二宮役似合っててよかった。あつきの金ちゃんを初めて見たときのザワ…ッとしたあの感覚は間違いじゃなかったというか、予想以上にどっぷり入ってきたなぁ。

・よっちゃんさん(岩倉)
後ろから数えた方が早い席だったんだけど、前楽でも余裕で聞こえていたので、やっぱこの人凄く声が通る。よっちゃんのボケ老人芸に突っ込み続ける創くん、の図は割と好きです。

  • 総括

初日はこの新幕末仲良くなれないって思ってたけど、仲良くなれなくても新幕末自体は面白いし、最終的に思ったより好きなテイストになったかもしれない。選曲だけはやっぱ気に入らないけど(笑)初日に違和感あった台詞回しとか声のトーンとか、いつの間にかいつも聞いてるやつに近づいたように感じたのは、聞き慣れただけなんだろうか。
お芝居がよくなってるのももちろんあるけど、単純に仲が良くなってわちゃっとしてる感じが可愛かったなー。若手がわちゃついてる新幕末がある夏は良いものだ。全体にすっきり分かりやすくしてるので、そのわかりやすさが物足りなさに繋がっていたのだけど、駐屯所のシーンでギャンギャンくっだらないことやってるのが増えたことでちょうどよくなってた。やっぱこっちのほうが好き(笑)