風の果て

恋をしただけ それだけのことを

4月観劇記録

さよなら平成!こんにちは令和!

改元でお祭り騒ぎしてたのもあってもはや年度末が遠い昔ですが、あらまきがトキ抜けてからまだ1か月しかたってないんですよね。年度末仕事が鬼忙しかったのと、年度明けた瞬間アルターに全精力を注いだのとで全然その話題に触れられなかったのだけど、最後のトキチャン良かったですね。あんなガチ泣きしながら職場辞める人、あんまり見たことない…www思ったよりがっつりフリーでやっていくつもりなのかなーという気がしてきているので、あの味わい深いスタッフアカウントと共に、これからどう動いていくのか楽しみです。
それはそうと、トキはトキ旅を早く出して。

で、4月観劇記録。私の平成はアルターボーイズの帰国と共に終わった…(いや、そのあと平成最後の紀伊國屋したけどw)。最高に楽しかったなーーーー。楽しかっただけでは終われなかったけど、それでも楽しかったことにただただ感謝だね。なんのストレスもなく大好きなものをダバダバ浴び続ける現場を3週間も与えられてしまったので、現状全然ロスから復帰できない。あとお財布が深刻な痛手を負っている。後悔も反省もしていないけど。

神回だった。なんだったんだろう、あのエピファニー。その前の懺悔がぐだってたのも含めて凄く好きな回(笑)
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歌うま回。歌が上手い人たち声がでかいので、すげーうるさくて元気だった回。
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通常千穐楽!投げちゅー祭りと、マシューにちょっかい出しすぎてさつマに引きはがされるれおファンちゃんがとっても可愛かった。最後こうちゃんが出れなかったのだけ残念だったなぁ。SPARK9人のみでのパフォーマンスが観れるチャンスはここだけだったから。
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今年はエキサイトのみ観劇。主に石田さんがエキサイトしている公演だった。序盤、まりこ(大石さんのクソ女装)が無言で舞台を横切っていき、その後誰からも突っ込まれなかったので、あれは幻覚だったんだろうかとしばらく悩んだ。
金ちゃんが好みじゃなかったので今年の熱海はそんなに…なんだけど、金ちゃんも水野もちゃんと上手いので、やたらちゃんとした熱海だなーという印象(だから好みじゃなかったんだけどw)。ずーみんさんが歌える故に歌パートが増えたので、みかてぃもいつもより多めに歌って踊ってくれたのが嬉しかった。今年こそ味方の歌って踊る現場に入りたい(って多分3年くらい言ってる)(恋ブロ再演しよう)

楽しかったーーー!!たぶんもう二度と見れないであろうteam SPARK、初めて見るアルターボーイズがあなたたちで本当によかった。
…という感慨を一瞬で吹き飛ばすレガシーの威力が凄まじかった。ペース配分とか考える必要のない一曲入魂だったから、おじさんたちの本気をダイレクトに浴びてしまった。リミッター全解除の良知さんのダンス、2019年に見れると思わなかったですね。いい顔してたなぁ。
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前半戦お疲れさまでしたー!!平成最後の新感線、サンキュー!!という非常に楽しいテンションで終われた千秋楽でした。カテコで泣いてしまったりょうさんを抱きしめる生田さんがかっこよすぎて大変だった。隣でぼろ泣きしているさくらも可愛かった。推しの煎餅は相変わらずよく飛んでいた。
大阪楽からジャスト一か月、その一か月の間何をしていたかというと誇張抜きでアルターボーイズのことしか考えていなかったので、正直松本まで行くのクソめんどくさかったんですけど、結果的に楽しかったので良かったです。まつもと市民劇場、大型の市民ホールで見やすくてよかった。あと椅子がふっかふかで座った瞬間涙出そうになった。人権が守られているのを感じる…。
1年後、東京で見るときにはまた全然違ったものになっているのだろうなぁ。優馬きゅんが格段に良くなっていたので、ACTシアターで見る日が楽しみ。

平成最後の紀伊國屋!!期待通りの好きなやつで嬉しかった!!
雑に言うとニュージェネ版引退屋リリーなんですけど、リリーよりはだいぶシンプルで、わかりにくいなりにちゃんとわかるので、ちょうどよかった。その分リリーほどアドレナリンどばどば出る感じではないけど、まぁあれはやっぱキャスト陣がバケモノ過ぎたよw
最近熱海と新幕末ばっかりだったから、こういう捏ね繰り回すつか作品久しぶり。振付で水野がクレジットされてたり、マチネは飛び入りゲストが神尾さんだったのもあって、余計にオールスター感謝祭っぽさあってテンション上がりました。

「スターが歩く、それがテーマ。スターが走る、それがストーリー。」
今まで聞いたつか作品のセリフの中で、もしかしたら一番好きかもしれないフレーズ。

リリーもそうなのだけど、つか作品における「スター」の定義や扱いがとても好きで。その「スター」ド真ん中の存在である玲子と、大部屋女優凉子の退避が最高だった。あれをそれぞれハロとえけびが出自の人間に当ててるところも含めて、めちゃくちゃ面白かったなー。アイドルは良いですね…残酷で美しくて刹那的で…。
圧倒的な華としてそこにいる玲子の文句なしの美しさ(超動けるのでアクションシーンも華やか)と、客の感情面を揺さぶる役割である凉子ちゃんの長台詞がとてもよかった。ゆりあの、あの揺れる声で紡がれる長台詞好きだなぁ。耳に心地よい。玲子はなんでも持ってるけど、なんでも手に入るスターさんだけど、スターであるがゆえにどんなに羨んでも凉子のあの台詞は手に入らないんだよなぁ。
あと美智子役がすごい美智子っぽい子(ストリッパーとか含めた各種「娘の美智子」のイメージの集合体として)だったので、この子誰なんだろと思ったらガチで今作がデビュー作!という18歳だったので興奮しました。そりゃハマるわ。

過剰に美しく生まれた人間はまずその時点で普通の生き方を諦めるしかないわけで、その上で、だったら世界の頂点として君臨してやるわよって下々の者のためにその役割を全うしてくれるのがスターじゃないですか。そりゃ神は信じないし都合の悪いことは忘れるし照明なんかなくても自分で光るし、必然性は私だよ。
だから私はスターが好きだしエンタメが大好きなんだよなーーーーということをずっと考えながら見ていた。

  • 浪漫活劇譚「艶漢」第三夜 4/28ソワレ@シアターサンモール

今回も見事だった。キャストの再現度はもちろんだけど、脚本がすごい。前回も2巻~8巻くらいまでを混ぜ込んで進めてた記憶があるんだけど、今回もあらゆるエピソードごっちゃまぜにしながらちゃんと原作の流れは崩さない作りになっていて、ひたすら感心してしまった。
あがささんが砂絵って事前発表されてたのと、明らかに純でしょこの子ってのがいたから赤紗のくだりやるんだろうなーくらいには思ってたんだけど、早い段階で「花苑」って名前が出てきたからびっくりしたよね。調べたら9巻の踊り子が妄想型のおたくに執着される話、あそこで出てきてたのが花苑と庵主。砂絵の話のそれを混ぜ込みながら、同時に安里の南座長殺しの話も進めてるんだからすごい。なにが一番すごいって、劇中で詩郎と安里1回も出会わないまま、兄弟口上が成立してたこと。鳥肌立ったわ…。牡丹の羽織を着て殺陣やる詩郎なんて、二元構成だからこそ出来る演出だよなーー。原作は観れないもん、あんなの。
うわ、そうやって進めるの、まじか…まじか……となっているうちに、気が付いたら第一章ラストシーンにたどり着いていてびびった。最後の詩郎と巡査殿よかったなぁ。あんな終わり方されて、この後歌謡倶楽部なんか挟まれたら照準線~が切なすぎて泣いちゃうじゃん…。前回時点でもだいぶ切なかったのに。

キャストの話。安里ちゃんが今回もマジ安里ちゃんだったんだけどw、南座長と話すときのちょっと幼い感じがリアル18歳で怖かったですね…。啖呵斬ってるときとの振り幅がすごい。詩郎は全裸シーンというかふんどしオンリーのシーンがやたら長かったので、一生分けいとくんの尻を観ましたw膝から下はゴツゴツしてるしちっちゃい傷とかもあるのに、太腿だけやたら白くてなめらかなので思わず双眼鏡で凝視した。ごちそうさまでした。
あと今回、中通路より少し上の通路脇だったんだけど、客席登場するたび吉原兄弟の香水の香りがしっかり流れてきていた。グッズで出てる香水つけてくれるのいいよね。春澄の香水が超好みなんだけど、あれ春澄もつけてたのかなぁ。

春澄は今回も最高に可愛くて衣装のひらみも素晴らしくて、あのヒール履いてるのに全然でかい印象にならない(むしろまだ周りより小さい)のが最高すぎて、村田くんをキャスティングしてくれた人への感謝が止まらなかった。あんなにしっかりした男顔なのに、ちゃんと可愛いから不思議。安里ちゃんと対峙するシーンは、みかしゅんが怖すぎるので、村田君大変だな…と思いながら見ていたw
純は最初からあの子だったら気にならなかっただろうけど、先にあんなぴったりの見た目のキャストがいたの知ってしまっていると、さすがに惜しいな。この先もまだ出そうだし、いつか見れるかな。あとなんか絶対原作で見た記憶のない調教シーンが入っていて顎外れるかと思ったんだけど、あれ何?演出家の趣味???

あの終わり方だと組に帰ってからの話もやるんだろうけど、色々どうやるんだ!?ってことが多すぎるので、どこまでどう舞台化してくれるのか楽しみ。

なつのお題箱