風の果て

恋をしただけ それだけのことを

アクトカンタービレscene2「GOLDEN LEMONADE」5/11ソワレ@博品館劇場

アクトカンタービレ、無事終演。お疲れ様でした、本当に。
博品館に来るのいつ振りだっけ、と考えたら去年のダンスカンタービレぶりだったので、改めて人生いつ何が起こるかわからないものだな、と思ったりした。あれから5か月しか経ってないのにな。

急きょの演目変更であったとはいえ、そもそものSMOKY DOGが面白いし、何より町田さんがあれだけの意気込みで取り組んでいるのだから絶対に面白いだろう。と思ってはいたけれど、想像以上にブラッシュアップされていて、超楽しかった。


結果的に「キャス変」のような形になった新メンバーたちは、初めからその役のために集められたかのようにハマっていたし、新キャラ黒猫の法くんは出番は少ないけどおいしくて可愛かったし。類さんの所長はシュッとしてて物腰柔らかで、森さんのそれとは全然違うのに、こちらもなんだか当たり前のようにホープさんとして受け入れらてしまったので役者というのはすごい。
超歌って踊れる人たちによるあえてのストプレ。なんせ歌って踊れるので、要所要所のクオリティが必要以上に高くてゲラゲラ笑った。かざみ先生にいたっては、踊ってなくてもずっと面白くてずるかった。ほんと何でもできるw歌唱班若松くんは、ニコ生見たときも思ったけどなんか動じなくなったというか、あのクセの強いおじさんたちの中に涼しい顔して混ざっているので頼もしかったし、法くんはひたすらに可愛かった。前回うさみくんがやってた女役の部分、全部法くんに振られてたのは笑ってしまった。その髪色でつなぎ衣装でかわいらしい言葉づかいすると、なんか、ロスがぶり返しますねwジャスは…、ジャスたぶんメンバーとの関わりが一番薄いところからのスタートだと思うんだけど、100年前からここにいましたみたいな顔で馴染んでてよかったwすげー元気だったw

ベースは初演と変わらないまま、新キャストの個性や特技も織り込みつつ、歌やダンスも追加しつつ…で、最後に「GOLDEN LEMONADE」というキーワードに繋がるの、見事だった。町田さんの、「どんな逆境も乗り越えてみせる!」の見栄切りが最高すぎたな〜〜。鳥肌立つくらいかっこよくて、痛快で、だけどものすごくメタな台詞で。あの瞬間に身体の奥からぶわっと沸いた興奮と切なさが混ざった形容しがたい感情、なかなか感じられるものじゃない(いや、こんなことがそうそうあってたまるか)。
リニューアルされたエンディングは曲も歌詞もダンスも、全部が今回の「森新吾へのオマージュ」のために作り上げられたもので、それがまた最高にかっこよかった。めちゃくちゃいい作品ができてしまったなぁ。見れてよかった。



前回のアクトのときも、そのあとのダンスカンタービレの感想でも書いたけど、私はここにいる町田さんがすごく好きで。森さんのことは正直ほとんど知らないのだけど、私が大好きな、神様みたいな町田さんの姿を見れる場所がここだったから、カンタービレシリーズがずっと続けばいいと思っていた。今もそう思ってる。カンタービレは森さんが作った、森さんの創作の場所だから、「続いてほしい」といったところでどう続くのが正解なのかわからないのだけど。それでもいつか、何かの形でscene3が見れたらいいなぁと願っておく。

ありがとう。お疲れ様。いつかまたね。