風の果て

恋をしただけ それだけのことを

20年目の8月1日

2019.8.1 デジモンアドベンチャー20周年記念の映画上映会に行ってきた。


去年の8月、平成の終わりに東京の映画館でウォーゲームを見る日が来るなんて思わなかった、なんて言ってたけど(平成最後の8月に新宿でぼくらのウォーゲームを見た話 - 風の果て)何故か今年もまた見てしまったな(笑)ディアボロモンの逆襲に至っては2001年ぶりに観たんじゃないだろうか。
だいぶ忘れていたので、冒頭のヤマ空ツーショット流出がクリティカルヒットして開始早々にしんでしまった。いや思い出したわ。コンピュータ室に集まった場面で、光子郎が当たり前のようにヤマトに向かって「空さんは?」って聞いて、当たり前のようにヤマトが答える流れにちゃぶ台をひっくり返した当時12歳くらいの私の感情まで鮮明に思い出したわ(笑)。ディアボロモン、1人1端末持っているのが当たり前の03年の世界線設定だけど、手にしている機種が01年なのが今観ると微妙な違和感で面白かった。渋谷も新橋も、今ならちょっとした建物の映りこみでそれがどの場所なのか全部わかるなぁ。

あと久しぶりに02の子たちを見たので、賢ちゃんの可愛さに耐性がなくて困った。なんであんなに可愛いんだ。びっくりするわ。ちょっとめんどくさくてまとまりのない無印メンバーに比べて、02はハッピーが強めなのが楽しい(笑)


上映後のトークショーもボリュームたっぷりで(45分くらいあったかな)、デジタルに移行しきれていないあの時代のアニメ制作裏話、とても面白かった。MOとか久しぶりに聞いたわ。あとイクニの名前が出てきた流れで「セーラームーンR」というワードが放たれたのも、まさかここで聞くとは、という。

私はtri.と和解したというか、ここまできたら一緒に死んでやるよという気持ちで完走しましたけど、それでもトークショーやスクリーンに映される予告を目の前で見聞きしてしまうと、やっと!帰ってきてくれた!!という感覚にはなるねwなんだろう、序盤から勝ち案件の予感の強さが全然違うんだよなwむしろtri.実在した?幻??長い夢??みたいな感じだったけど、まぁあれはステを生むために存在したみたいなとこあるので…。ステに出会わせてくれた大事な作品だったし、なんだかんだで17歳の太一たちに出会えたのは本当に嬉しかったから、あれはあれで好きです。
好きですけど、それはそれとして、ラスエボすっげーーー楽しみになっちゃったなーー。早く観たい。たぶん来年の2月なんてハッと気づいたときには目の前だね。楽しみだね。

最初発表されたときは成人した子どもたちの話なんていらんわって思ったんだけど、予告の雰囲気的にも太一たちの年齢的にも、あれはモラトリアムの終わりの物語なんだろうな。17歳と大学の終わりに焦点当てて続編作ってくるあたり、徹底して大人になったあの頃の子供たちへの続編なんだなと思えるのは嬉しい。
1999.8.1、人類がうっかり滅び損ねて生き延びてしまった日から始まった夏の冒険が、3.11を知らない最後の夏で終わることと、それがちょうど自分自身の青春時代という一番なんの責任もなくはしゃいだり喧嘩したりできた時間と重なること。うまく言えないけど、そこがやたらエモくて、このエモさが好きだから私はずーっとこのコンテンツが好きなんだよなと考えたりした。


20周年おめでとう。20年後も君たちのことを大好きでいられてよかった。
大人の時間は飛ぶように流れるけれど、毎年8/1は選ばれし子どもたちのことを思い出す日であり続けてほしい。また20年後も、と話が合ったけど、その前に02最終回の時間軸がもう目の前だしね!次世代の新作も待ってるよ!(強欲)

なつのお題箱