風の果て

恋をしただけ それだけのことを

好きな舞台の話

公開しておいてあれですけど、いつも以上にどうでもいい話なので読まなくていいです。あんま考えないでだらだら文字が打ちたかっただけの記事。


最近…というかここ2年くらい、舞台見始めたころに比べて、「この作品が好き!!!!」という熱量が不足している気がする。好きな舞台はある、面白い舞台も見てる。でも、なんか物足りない。前はもっと、一日中そのことしか考えられなくなるくらい後を引く作品があったのに、最近は観てる瞬間楽しくてもそこで消化してしまう。

いや、おまえちょっと前にアルターボーイズ以外の思考全部死滅してたときあったじゃん?と言われればそれはそうなんだけど……。でもなんか違うんだ。求めてる感覚とはちょっと違うんだ。
理由は、たぶんいくつかある。

・慣れ(観劇という趣味自体に対する慣れからの感度低下)
・老い(深刻)(記憶力がマジで落ちてる)
・観すぎ(年間観劇数が増えすぎて咀嚼できてない)
・朱雀がない(早くシャブくれ)

…とかね。マンネリ化ですねぇ。いっそブルーシアターで繭期ずぶっずぶになってた頃くらいの気の狂い方してぇなぁ…などと思いながら、楽しかった記憶を呼び覚まそうと毎年記録している観劇年間ベストの一覧を眺めるなどしていたので、ちょっとここに並べてみる。見てるもののタイプがだんだん変わっていてるのが自分で見てて面白い。(人が見てもなにも面白くないだろうけどw)
ちなみに2016年以降はブログのカテゴリ「archives」で遡ると、全作品何かしら一言は感想残してる…はず。2014年2015年は個別記事しかないかな。

2014年

1.南の島に雪が降る
2.オレノカタワレ~早天の章~
3.一万年後も君は世界でいちばん美しい
4.殺風景
5.ストリッパー物語

ほぼ朱雀周りしか見てなかった時期。BUMPとAJTはジャンル不明すぎたので除外してる。野外とか小劇場とか、ジャニオタにはなかなか縁のなかった場所での公演にいって、何もかも新鮮で面白かった時期。

南の島に雪が降る」、超好きだったなぁ。お台場にテント立てて。梅雨時期なのに本番は1回も雨降らなくて、仕込み日のスタッフだけが豪雨を浴び続けたという逸話つきの(笑)。写経したいくらい好きな台詞がたくさんあった。(公式サイト
「一万年~」は以前何度か衛星劇場で放送されてたけど、最近どうなんだろう。中屋敷さん演出で早乙女太一主演、モチーフは「卒塔婆小町」に夏目漱石の「夢十夜」ミックスという、おたくの性癖の塊みたいな作品だった。
ランクインしてないけど、この年の2月が私の熱海殺人事件デビューなので、気が付いたら5年紀伊國屋に通ってるんですね。

2015年

1.女中たち
2.TRUMP
3.いつも心に太陽を
4.墓場、女子高生
5.残酷歌劇 ライチ☆光クラブ
番外編 劇団朱雀 FINAL

朱雀解散した寂しさで、いろんなところに足を延ばし始めたころ。刀ミュで2.5次元ライビュデビューしたのも、アイアデビューしたのもこの年ですね。開演前のロビーでランダムブロマイドの交換交渉をする、という文化がめっちゃ面白くて好きだった時期(新しいものを覚えた・笑)

女中たち(公式サイト)、いまだに好きすぎて忘れられない作品。シアタートラムで見た光景が好きすぎて、これ円盤出ても見れないなって思ったので買ってない。私の脳内で年々煮詰まっていってる美しい思い出。
TRUMPは「推しがソフィウルになる」という若手俳優おたくにとってまたとない名誉というか恐怖というか、シンプルに気が狂って死ぬかと思った思い出。めちゃくちゃ楽しかったし、まじであの時期頭おかしかった。
「墓場~」は観劇史上一番泣いたかもしれない。泣きすぎて終わったあと立てないかと思った。

2016年

1.引退屋リリー
2.Vamp Bamboo Burn
3.ENDorphin
4.太陽
5.50Shades
番外編 GEM CLUB

2.5にも本格的に足を運び始めた年。
刀ステ初演が超面白くて、そこで覚えた若手俳優(主にきたむー)を追いかけていろいろ見にいって、「西田大輔」という新しいおもしろおじさんを覚えたりもした。あと推しが公演中にすっぱ抜かれて婚約発表して会見して…みたいな珍事が立て続いて、その最中にむーさん目当てで松ステのライビュなんぞ冷やかしに行ったらもう一人推しが増える羽目になった。仕掛けてもいない罠に自ら飛び込んでいくタイプ。

とはいえ上位はゴリゴリのオリジナル演劇タイプの作品が多いなぁ。なんだかんだで、演劇おじさんがよくわからん信念をもって書いたような作品が好きなんだよねw。「引退屋リリー」はすごい面白かったんだけど、感想が全然言語化できなかったのでなぐり書きみたいな非公開記事が3つくらいあるw
GEM初演が「番外編」なのは、私の中でショー扱いだったからだと思う。

2017年上半期

1.ディスグーニー「SECOND CHILDREN」
2.ディスグーニー「GOOD-BYE JOURNEY」
3.熱海殺人事件 NEW GENERATION
4.Ye-夜-
5.少年社中「アマテラス」
番外編 撃弾ハンサム 最初で最後の晩餐会

増えすぎて記録が年間から半期単位になってる。この頃はストレス発散というか1週間乗り切りご褒美を毎週末設定してたから、ちょっと必要以上にいろいろ見てる。
ディスグーニー、ブルーシアター半分くらいしか埋まってなかったけど、この年のが一番好きだったなー。セカチルはいつかまた観たい。あとニュージェネ熱海爆誕の年ですね。男性3人全員テニミュ2ndキャストってのが、ほんと若い世代来たな~って感じだったのに、今やテニミュに出る前に大山金太郎通った子がいるんだからすごい。時代はどんどん流れてゆく。

2017年下半期

1.デジモンアドベンチャーtri.~8月1日の冒険~
2.髑髏城の七人 Season月
3.グランギニョル
4.JOURNEY-浪花忍法帖-
5.刀剣乱舞~ジョ伝 三つら星刀語り~

私が観た2.5次元舞台暫定1位、デジステ。人生で初めてインターネットを使っておたくやったジャンルが2017年に舞台化しちゃうんだから、人生何があるかわからない。ジョ伝は正直あんまり記憶ないんだけど、当時の私の中では上位だったらしい(笑)「浪花忍法帖」は劇団Patchの東京進出公演。千穐楽に台風が直撃して、関西から遠征してきた人たちが軒並み帰れなくなるという思い出深い作品。入場列、モリエールの前にびっしょびしょになりながら並んだなぁ。いかにも東京進出のための名刺代わりって感じの、ぱっち大好きになれる作品だった。
そして豊洲に私が愛した城が建った。

2018年上半期

1.髑髏城の七人 Season月
2.歌謡倶楽部「艶漢」 第二幕
3.おぼんろ「キャガプシー」
4.ストリップ学園
5.刀剣乱舞~悲伝 結いの目の不如帰~
次点:白痴

今改めて見ても気の狂ったラインナップだな。月髑髏という最強のシャブによって刺激ばかりを求めたらしく、スト学とか艶漢とか強めのシャブばっか打っている…。
そんな中でふらっと見にいった「キャガプシー」がそれはそれは素敵だったので、風磨のハムレットが開演したら共演者の過去作品紹介と称してセクゾン担に円盤を投げつけようともくろんでいる。
www.youtube.com

2018年下半期

1.マリーゴールド
2.ドリアン・グレイの肖像
3.喜劇おそ松さん
4.銀杯
5.はたらく細胞d
番外編:舞台「戦刻ナイトブラッド

戦ブラを面白がりすぎ。
このあたり、なんかそこまで「これは!!!!」というのがなくて、ちょっと無理やり5つ選んだ記憶あるな。ドリグレは多分性癖にクリティカルヒットしただけなんだけど、好きすぎて円盤延々と見れる。一時期BGM替わりってレベルで部屋で流し続けてた(狂気)
ストプレだと銀杯がとてもよかった。難しかったし疲れるけど、演劇見た!!って気持ちになる作品。

2019年上半期

1.ALTAR BOYZ 2019
2.COCOON 月の翳り星ひとつ
3.イヴ・サンローラン
4.「艶漢」 第三夜
5.少年社中「トゥーランドット

で、今年の上半期。ABZと共に生きた春だったな(笑)
若手俳優界一通り冷やかして、ちょっと飽きて古巣に戻りつつある…気がする。


こうしてみると、結構面白いのたくさん見てるじゃんね!なんだけど、やっぱり去年くらいから記憶が薄い。昔の方が覚えてる(痴呆…?)せっかく安くないお金払って観てるんだから、ちゃんと見てちゃんと感じて、こねくり回してブログ書くところまでワンセットにしたいなぁ。

などと考えながら、今日もまたチケットを申し込むのだった。いや、本当にちゃんと覚えていられる量で摂取しよう。もったいないから。

なつのお題箱