風の果て

恋をしただけ それだけのことを

観劇記録1月-2月

紀伊國屋と銀河劇場のちゃんぽんが始まる前に。(あと今週末にかけおちも見に行くけど)
年明けは比較的おとなしくしてたので、先月トラブルショーを見に行ったのと、先週は赤坂REDシアターにぷらっと。REDシアター初めて行ったけど、駅からすぐだし小綺麗でよかった。200前後の劇場が一番好きなのかもしれないなぁ。ただあそこ当日券待機列が外だから、めっちゃ通行人に晒されますねw


トラブルショー 1/17ソワレ@IMAホール

久しぶりに野田出演作品観劇。いわゆる「ドタバタコメディ」がすごく苦手で、どうしてもそのドタバタ感がうるさいだけで笑いに変換して見れないので、そういう意味ではちょっと辛かったんだけどw、ミュージカルパートと作り自体はすごく面白かった!1幕は劇中劇を実際に演じてくれる場面がどれもよくて、あれを普通にフルで観たいくらいだったし、2幕では舞台袖がメインになるから、「実際の舞台袖=劇中での舞台上」という構図になるのが面白い。1幕で上演作品見てるから、舞台袖から聞えてくる(=作中では舞台上で演じられている)ミュージカルの場面が音だけでもちゃんと頭に浮かぶんだよね。だから、その先に本当に舞台セットがあるような錯覚に陥る。面白かった。
でもやっぱり疲れちゃうんだよな、こういうテンションの作品。「はい、ここ笑うとこです!」ってのが明確だから、「あ、笑った方がいいです…?」っていう謎の気遣いしてしまうwもちろん本当に笑ったところも何回かあったけどね。

それはさておき、野田の話。1幕が思ってたより踊るシーン多くて嬉しかった。ちゃんとした振りがついた(っていったらあれだけど)ダンス踊ってるの見るのが久々すぎて、OP出てきた瞬間超テンションあがったし、にこにこしながら眺めてしまった。ミュージカルは苦手だけど、ミュージカルで踊る野田は大好きだ。あと毎回言ってるけど顔が可愛い。照明さんだからラフな格好で頭にタオル巻いて、メイクもナチュラルなのにやたら画素数高い(笑)
二幕はアンサンブルキャスト(の舞台袖での様子)が主だったからあまり踊らなかったけど、松明持って待機する様がものすごい既視感でちょっと笑った。カテコでは後列のほぼセンターにいたもんだから、D列ドセン見てた私が「前列センター座ると自担が主役に被る」っていうバック担あるあるにテンプレ通りに陥ったりしつつ、楽しそうな野田が間近で見れてよかったです。いい顔してたー。

ハンサム落語 2/7ソワレ@赤坂REDシアター

初日の記事がTLに流れてきて、あ~今やってるんだ~行ってみるか~くらいの軽さでぷらっと。家から1時間以内の劇場でチケット5千円台は、諸々のハードルが低くてありがたい。「ハンサム落語」という名前自体は耳にしてたけど、どんな内容なのかは何も知らないまま、まぁ宮下くんがいるなら面白いだろうくらいの感覚で(笑)シオンくんをDVDでしか見たことがないので1回生で見てみたかったってのもあったのだけど、日が合わなかったのはちょっと残念。土屋宮下ペア見たかったなー。

で、想像以上に面白かった。日曜の夜にいっぱい笑えて楽しかった~。4演目を公演ごとに違う組み合わせの2ペアが演じる方式(4つの順番は固定なのかな?)で、私が入った回は磯貝西山ペアと平野宮下ペア。宮下くん以外は初めまして。西山くんかな?の前ナレが、周りに邪魔されまくってぐっだぐだで、その時点で「あ、これ好きなやつw」って思った。
アドリブも満載だし、噺し始める前の口上?前説?も色々と事故多発で楽しかったです。磯貝西山ペアもよかったけど、平野宮下ペアがほんと面白かった。しょっぱなからセンテンス問題wに言及して、開始2分で思いっきり個人名出して、「今日ネット配信の日ですけど大丈夫ですか!?」って言われる宮下くんマジ…。でも、どんだけ色々言っても散らからないというか、散らかしっぱなしで終わらずにちゃんと片付けてくれるのでこの二人は安心感がある(笑)3つめのお話しまではわいわいい笑わせてきてたのに、最後の「笠と赤い風車」がすごく良くて引き込まれてしまった。宮下くんの、お銀だっけ?ヤバいねーさんの役が色っぽくて好きだったなぁ。この作品だけでチケ代8割くらい元取った気がする。

なかやざきで見たときに、なんだろう、宮下くんに慣れるまでに時間がかかって(笑)。でも慣れたらすごく惹かれたし、芝居のことはよくわからないけどこの人上手いんだろうなぁ…とぼんやり思った人だったので、また観れてよかった。あとお芝居してると役の方に意識がいくから気づかないのだけど、合間やおまけの大喜利で喋ってるの見たら、わかりやすく私の好みの顔をしていた…w
今年最初のぷらっと当日券、アタリを引けて満足であった。第八幕もきっとあるだろうから、気になるメンツだったらまた見に行きたい。