風の果て

恋をしただけ それだけのことを

新・幕末純情伝の話

2回目を見に行く前に書いておこう。
初見は25日の夜公演。2回目が明日、3日の夜。2回目にしてもう銀劇終わるじゃねーかっていう緩さなんだけど、この後紀伊國屋があるからね。スペシャルもあるし、本腰入れるのはこれからこれから(笑)

2年ぶりの以蔵さん、単純に2年分育ってるから「以蔵さん声低くなってる…」「ちょっと背も伸びてる…」ってまずそこにときめいてしまった。背ぇ伸びたよね。シュッとした。ちょっと大人モードの以蔵さん相変わらず可愛くていじらしくて、そして対総司ではとてもかっこよかった。小説版の幕末純情伝だと以蔵って妬いたり拗ねたりでもっとめんどくさ可愛い人だけど、新幕末だとただただ健気で優しくて忠誠心の強い人だよね…この話の良心…。

1回目は様子見兼、私のリハビリという気持ちで臨んだので、1回目は各人のざっくりした印象だけ書き残しておく。


発表のときから石田龍馬絶対いいじゃん~と思ってたんだけど、予想以上によかった。ダブルス時点では龍馬というキャラクター自体への興味がほとんどなかったのだけど(神尾さんは大好きです)、今回はなんだかすごく龍馬の台詞に引き込まれてしまった。アドリブ部分は間違いなく面白くしてくれるし、新幕末の龍馬の脳内イメージにぴたっとハマってすごく気持ちがよかった。今回、総司に思いを寄せる土方・桂・勝が高身長若手イケメンで揃えてあるので、周りとの差がはっきり見えたのも好きだった。
れなさんの総司は稽古場生中継でも相当見たし概ね想像通りだったけど、ちょっと広末総司っぽいなぁと。ダブルス2003は映像でしか見たことないからあくまでもその印象だけど、声なのか雰囲気なのか似てる気がした。

あと個人的ヒットだったのが荒井くん!荒井くんの勝さんすごく好き。智則さんとは世代も歴もぜんっぜん違う子にガラっと変えたから前作との差もかえって気にならないし(比べようがないw)、総司・以蔵と歳が近いから、勝と総司、総司と以蔵、以蔵と勝それぞれの関係もわかりやすいし、故に終盤の殺陣シーンが余計悲しい。荒井くん、TRUMPでも夕陽伝でもあまり印象に残らなかったので私にとってはダークホースだった。殺陣は文句なく動けるしね。以蔵との殺陣はそのまま以蔵の見せ場につながるのでわくわくしながら見ていた(変態なので「つらい!切ない!つらい!!」ってなりながらすーごい滾ってることがよくある。感情が行ったり来たりで忙しいとかじゃなく2つ同時並行できるらしくて、泣きながら内心めっちゃ高笑いしてるときとかある)(…)
桂さんは、冒頭はどうしてもコレジャナイって思っちゃったけど、後半よかった。大丈夫だった、ちゃんと好きになれた。今年のスキル高めの新撰組によってたかっていじられる、突っ込みスキルのない味方桂は愛おしかった(笑)あとレーザービームのくだり、あれ滑り芸というか決して盛り上がる箇所ではないはずなのに、照明とかボールの音とか結構凝ったのついてて笑ったw
圭ちゃんは相変わらずかっこよくて、週5でディズニーに連れて行ってほしさ満載だった。けど、2年前より泥臭い雄っぽい土方になった気がしたなぁ。三十路の色気が生っぽくていい。

他に気になったのは留吉やってた若い子かな。役付きの中ではあの子だけ全く知らない役者さんだったのだけど、好きな雰囲気だった。ああいうテンションの隊士好き。


で、すごくよかったんだけど。好きなんだけど、なんせダブルス2014厨の自分と折り合いをつけながらの探り探りな観劇だったのでwまだのめりこむとこまで行けなかったってのが正直なところ。こうなるだろうとわかってたので、ちゃんと今年の新幕末を見るのは次からね。1週間で色々盛ってきてるみたいなので楽しみ。