風の果て

恋をしただけ それだけのことを

「ひだまりが聴こえる」感想

観てきました。
HUMAX池袋初めて行ったんだけど、前の席との間も広いし、小さめのシアターだけ地下に隔離されてるから居心地よくて良かった。上の階に行ったらまた印象が変わりそう。しかしうちから池袋が遠い上に、駅から劇場までもそこそこめんどくさいのであまり行く機会はなさそうw

で、映画。よかった。原作は本屋でよく見かけるから名前は知ってる程度で、発表になったときに小野寺君が出るなら見に行こう~くらいに思っていて。公開までの間に、週末ごとに紀伊國屋ホールで多和田君を見る期間が生まれてしまったので、見る楽しみが増えたやつ(笑)

浄化作用とときめき指数がものすごく高い映画だった。終始きゅんきゅんしてたし、心が洗われたわ…。BL…といってもそこまでラブストーリーしてない。もっと根本的な人と人とが心を通わせる過程が丁寧に描かれていて、最終的にその感情の表出の形が恋だった、くらいの。でもベースはBLなので、程よいファンタジー感があって見やすかったです。出てくる子たちのこと、すごく応援したくなるけど、同時にすごく無責任にも見れるというか。純粋にいい話なんだけど、脳直萌え映画としても優秀なので感情が忙しいw
たぶん映画で使ってる部分は原作コミック1冊分なんだよね?尺の都合ですっ飛ばした感があまりなくて、ちょうどいい長さのお話しがちょうどよくまとまったんだろうなという印象。モノローグが時々ちょっと鬱陶しかったけどこれは作品の性質上仕方ないのかもしれない(私がモノローグ多いの苦手だという話)


たわちゃんは元気なでっかいわんわんの印象しかなかったからw、大人しくて繊細な役がまず新鮮だったし、あんな儚げな雰囲気になると思ってなかったから驚いた。デカくて手足長くてかっこいいのに、笑うとすっごい可愛いので、航平が笑ったときの破壊力が凄い。そりゃ太一もあいつをもっと笑わせたいってなるわ。
航平、ここに至るまで経験した諸々とか差し引いても、そもそも女々しくてめんどくさいやつなんだろうなって思っちゃうけど、太一が「んなわけあるか!w」ってくらいスコーーーンと真っすぐな性格なので、それを面倒だとか思わず全部弾き飛ばしてくれていたのが良かったなぁ。なんかあの…友達少ないやつ特有の距離の詰め方が障壁になっていないの、見ていて救われるものがあるわ…(コミュ障の感想)
あと回想シーンでの高校の制服姿とか、ママのエプロン借りてハンバーグ作ってるシーンとか、たまらんサービスショットも満載で楽しかったです。これは該当担めちゃくちゃ楽しいでしょ。まず映画開始3秒で「多和田、顔綺麗…!!」ってなるしな。

小野寺くんは、観たのレッレ以来だったけど相変わらず顔も身体もちっちゃくて超美少年だったーー!多和田くんと逆で、割と影のある役で見ることが多かったので、元気の塊みたいな役が見れて楽しかった。も~~映るたび可愛い。アップにあったお顔とか、まだ半分赤子じゃん!?ってくらいちゅるっちゅるだったので、キスシーンとか違う意味でどきどきしたわw片方ショタじゃん…HiHi JETじゃん…w
太一の過去は断片的にしか出てこなかったけどあれは原作の方ではもうちょっと詳しく読めるのかなぁ。やさぐれ時代からどうやって今の彼になったんだろう。航平と仲良くなっていく過程でも、途中離れたときも、普通に大学の友達とわいわいしてる太一の変わらぬ日常が挟み込まれるのが好きでした。太一がもっと航平だけにハマっちゃう子だったら、上手くいかなかっただろうなぁって。


あとみっちゃん出てるのは知ってたけど、「友人役」としか把握してなかったので、小野寺君の同級生役であることに内心すげー笑ってしまった。いや無理だろwww大学生役ですらそろそろギリなのに、隣に小野寺君置いたらさすがに無理だろwwww
好きな役だったけど、なんでこれみっちゃんだったんだ~(年齢的にw)と思ってたら途中でノリさんが出現して、調べたら監督がハイローの人だったので色々納得しました。っていうか監督、調べると出てくる近年の作品が「KABUKI DROP」(…)とハイロー2とハイロー3とひだまりなの、どういうことだよ。


都内公開劇場が池袋しかないので、見に行くのちょーーー億劫だったんだけど、見れてよかった。いい作品だし、見る人を選ばない感じなのでもっと広く公開されたらいいのになぁと思った作品でした。あと小野寺君はやっぱりハイパー可愛いので今後も出演作はなるべく拾っていきたい(笑)