風の果て

恋をしただけ それだけのことを

SWAN 2017 10/29@シアター1010

今月はジャー忍で終了予定だったからもう10月観劇記録エントリもあげっちゃったんだけど、どういうわけか1公演増えました…。いや、まじで今月赤字だからどうしても見たいもの以外は控えようと思ってたんだけどね…朝起きたらどうしても見たくなって当日券で滑り込んだよね…(こうなるくらいなら最初から安いチケ探して買っといたほうが財布に優しかったのでは)

いやぁ、行って良かった。今回鉄骨のセットがぐるっと舞台上にめぐらされていて、それが、表から見える面だと下に降りる手段が梯子とポールしかない作りになってるんですね。WWTPの櫓とかPZのジャングルジムとか大好きな私にはたまらんかった。2階席から見たので、広いステージを上から全部見下ろせたのも超楽しかった。D☆D案件、ダンスも衣装も好きだし、ここにいる町田さんも好きなので今後も定期的に一緒にお仕事してほしい。ほんとにね~こういうよくわからん衣装でただただ踊り倒してくれる舞台あんまりないから貴重だと思うんだよね。そして町田さんはよくわからん衣装がやたらしっくりくるので、さすがジャニーズ20年選手。あと人間風車の良知さんに続き、ここへきてまさかの生やすし(しかも町田さんとご共演)だったので、長くおたくやってるといろんな未来が待ってるなぁとwなんか思った以上に普通にやすしだったのでびっくりしました。いつかみんなで帝劇に立ってくれ。



タイトルの通り、白鳥の湖がベースになっているらしく劇中何度も白鳥の湖が流れたりはするのだけど、スト―リーとしては上海マフィアのナントカ会の次期会長の座を巡る主要3勢力(ブラックスワン東山、ホワイトスワン中塚、シルバースワン町田)の争いと、ユウガヤマト演じる美女を巡るすったもんだの物語。大和さんとても綺麗だったけど、正直東山さん×大和さんで踊ってるときよりも、東山さん中塚さんの白黒シンメで踊ったときの方が愛憎渦巻いてて色っぽかったので、ヒロインの必要性をあんまり感じなくて、途中から「この人あれだな、USBなんだな」って解釈で見てしまった。ハイロー脳でごめんな。あと一幕序盤で、いつも一緒だった幼馴染3人組の中の一人が警察官になっちゃって、マフィアと警察官という相容れない存在として生きる道を分かつ場面がベイエレでしかなかったので、全体の世界観としてはzopp

…って感じでいつも通りストーリーはテキトー解釈で観てたんですが、2幕のどう見ても黒白が手を組んで黒幕と戦おうとしてる場面で、類TAKAが「白と黒勝つのはどっちだ」みたいな歌詞歌ってたのはさすがにどういうことやねんすぎたwD☆D作品って、話の整合性が取れてないと我慢できない人が見たら発狂しそうになるんだろうなって毎回思うんだけど、育ちがアレなせいかこのくらいの突っ込み甲斐があった方がイキイキと見てしまう…。あと上海感出したかったのか、ちょいちょい銅鑼が鳴るのもツボってしまった。
ちなみに笑ってはいけないSWAN2017大賞は、現代上海が舞台のはずなのに殺し屋たちが脈絡なく日本刀を抜き出したところです。今年現代設定でいきなり日本刀出てくる作品見るの3つ目なんだけど、流行り?流行りなの?www


ふざけるのはこれくらいにして、町田さんの話。最近は若手俳優のダンスの先生としてまっちーさんまっちーさんじゃれつかれてる姿の方が馴染みあるようになってきてたけど、踊る町田さんはやっぱり「町田さん」と呼ばなきゃいけない感じ。ほんとーーーーにかっこいい。今回は「眉一つ動かさず人を殺す」冷徹マフィアとしての踊りと、最後のショーで楽しそうに踊ってる姿と、カテコの挨拶で安定のぽんこつっぷりを見せる可愛いまーちんが一度に楽しめるので超お得でした。
一幕終盤からはかざみんとセット行動になるのも、個人的に嬉しいところ。今回かざみんが普通に人間の役で新鮮だったんだけど(笑)。警察側からのスパイとしてホワイトスワンに潜入→警察も白鳥も裏切ってシルバースワン側にIN→最後の最後はシルバースワンさえも自らの手で射殺、という一番最低な役どころで最高でした。権力者の間をひらりひらりと舞うかざみん、意図が全く読めないのに、その読めなさがダンスから伝わるから凄い。町田さんと踊る場面も多くて素敵でした。ちなみに天使の役は今回たいちゃんさんだったよ。コミカル要素を担ってたのもあってこちらもとっても可愛かった。

白黒シンメが身長もあってガタイいいからリアルにマフィアの抗争感出てるのに対し、まっちーかざみんはちっちゃくて妖精みが強いので、敵キャラとしてのシルバースワンチームが人外っぽくて良かったな(いかんせん小さいので、大和さんと絡んだときに今一つ恰好つかないのが残念だがw)。

ラストは全員白のギリシャ風衣装で踊ってくれるんですが、男性陣全員揃ったところでステージ上にばーーんとご登場する黒タキシード?燕尾?の大和さんがさーーーー!!ぎゃーーーって声出そうなくらいかっっっっこいいんですわ。あの瞬間全身の血が沸いたわ。そしてそれと対比するように、本編中ずっと黒スーツ中心にバキっとかっこいい格好してた東山さんが妖精テイストの衣装になるのよ。もう最高すぎて正直もう少し早くこのターンくれよ!!って思いましたね…。
そういえばここでもかざみんは、そんなにひらひらしてない型の衣装だったな。今回普通にずっと男だったな…でもそれはそれでかっこいい…何しても綺麗…(惚れ惚れ)。ラスト、ステージ中央に大和さん、上段に東山さん町田さんの構図だったのも好きでした。町田さん、すごいいい位置に置いてもらえててありがたい。

で、最後はショータム。相変わらずこんなのドル舞台以外であんまり見ないよね…みたいな中華風衣装で踊ってて楽しかったー。ここはもう楽しかったしか覚えてないので感想書かない。ショータイムの楽しさにチケ代半分以上払えるわ。
というわけで、今度こそ10月の現場おしまいw2週連続雨の中お疲れ様でした!