風の果て

恋をしただけ それだけのことを

髑髏城の七人 Season月<上弦の月> 1/5ソワレ@ステージアラウンドシアター

2018年あけましておめでとうございまーす!関東荒野で現場はじめしてきましたよっと。新年早々福士捨のお顔が拝めるなんて、今年一年無病息災で過ごせそうですね!相変わらず絶好調に顔が良かった。

1回下弦挟んでから観る上弦、ずっとやかましくてドスが効いてて最高だった~。
あのうるっせぇ荒武者隊も半分くらい無駄な動きしてる兵庫も、出てきて早々脚開いて網タイツお目見えする太夫もやたら強そうなガールズも好きすぎる。上弦無界の里担。あときりちゃんが心なしか強くなった気がする。ちょっとだけね(笑)

ちょっと間は空いたけど、上弦→下弦→上弦と観たので比較交えつつ感想だらだら。両方見ると改めて、上弦やたらとしんどいな。下弦はもっと気持ちよくエンタメなのにな…。



ステアラのほぼど真ん中。座席表のブロック分けのラインが交差するとこと1つしかずれてない位置からの観劇。
まーー快適。冒頭の天魔ショータイムの天魔王様立ち位置ドンピ。百人斬り頭のスーパー0番様な捨も立ち位置ドンピ。もちろん口説きも一直線。超楽しい。ただ、ちょっとずれると前の人の頭が重なってしまったので、天魔王と蘭が再会したシーンでの即落ちみうらんべさんが見れなかったのだけ心残り。あそこ超好きなのにw

  • 日替わりとか気づいたこととか

・荒武者隊の歌はロマンスの神様。兵庫「この曲、原曲だとキーが高くて歌えない☆」
・らんべさんのビンタ、ちょっとずれてしまって頬に決まらず。兵庫「顎!w」
・一輪車とスケボーのところ、二周目で最後尾の鉄騎兵がスケボー乗らずにガンダッシュしてたんだけど、あれはいつもやってるの?ww
・上弦だと生駒の潔癖日替わりがないのがちょっと寂しい。生駒は下弦の可愛いバージョンの方が好き
・カテコ、2回目からは須賀兵庫が太夫とらんべさんの手を取って3人連なって出てきてたのがファインプレ―かつ超可愛かった。自分の立ち位置についてからは、ちゃんと天魔にも絡んでくれててスガケンほんと仕事人。

  • 捨と蘭

上弦は同級生、下弦は兄と妹の関係だと思ってるんですけど、捨が「今度は間に合わせる!」のあとにらんべさんの肩パシンってするのがチーム男子!でとてもいいなと。蘭の頭撫でるってのも、あれはあれで下弦にしかできないやつで好きだけどw
あと今回初めて、蘭が狸穴と再会するとこも見れたんだけど、捨の肩叩いて「え?え、なんで??」ってなってるお蘭と、首かしげる捨も昔馴染みらしくて良かった。上弦捨蘭は、普通にクラスで同じグループに所属してそうな感じがいい。しかもハイカースト(上弦天魔ちゃんはめっちゃカースト低そうだけど、ガチのハイカーストは誰とでも仲良くなるのできっと天魔ちゃんにも優しい)(そう考えると下弦の捨天蘭はどこでどう仲良くなったのか本当に謎。特に天魔)
でもこの捨蘭かみ合わないんだよなぁ。仲はいいんだけど補完し合えないから、シンメにはなれない。これが背中合わせシンメになれる捨蘭だったら、天魔のことも止められたかもしれない。

余談。蘭の「いい調子だなぁ髑髏党」が好きすぎて、毎回登場シーンで「上弦しか~~~~」ってなってるんだけど、7年後か14年後か、次にまたこのセリフで登場する蘭が現れたときが私の命日だろうなって思う。きっとこのみうらんべバージョンも未来のどこかに引き継がれていくんだ。

  • 天と蘭(と殿)

口説き、おそらくベースは年末に界隈を騒然とさせたアレのまま。みうらんべは一幕の「森蘭丸!」と口説きの「殿が愛したお前」があからさまにトリガーになるなぁ。
自分の身体に押し付けられた蘭の頭無理やり剥がして夢見酒飲ませる天魔凄い興奮したんですけど、そのあと朦朧としたお蘭が天魔の背中に腕伸ばしてしがみつきかけたので、双眼鏡を落としそうになりました。途中でハッと我に返ったように突き飛ばしてましたけど。いや、びっくりするわ。口説き、何が飛び出すかわからない。なんか下弦も大変なことになってるみたいだしw

この一連の流れ、上弦は口移し前後が一番エロくて、下弦はそのあとの殿の鎧と戯れるお蘭がピークなところに、双方の蘭のキャラクターが出てる気がする。下弦の蘭丸は明確に殿(と蘭丸としての自分)にしか興味なさそうであんまり天魔とどうこうって印象がないんだけど、上弦は殿大好きすぎて殿(のようなもの)であればなんでも流されちゃうというか、蘭丸としての自分を愛してくれれば殿でも天魔でもどっちでもよさそうというか。だからすぐ絆されんのかな。下弦より上弦の蘭の方が愛されたい願望も執着心も強そうだなぁと。下弦はそもそも自分が愛されてる自信あるタイプ(私はちゃんともべぇのことなんだと思っているのか)。

しかしちゃんとものすげぇタチの悪そうな蘭丸見た後だと、みうらんのピュアヤンキーっぷり超可愛いですね。純朴。まぁ、「俺がやる」で振り返ったときにはバッキバキの狂犬モードなので、基本臨戦態勢の強め蘭なんですけどwあとみうらんべは杯受け取って飲み干す前にニタァと笑うのが好き。

  • 捨と天ときりちゃん

天魔の鎧を剝いでいく捨之介、着物も血まみれでどろっどろなのに凄くエネルギーに溢れてキラキラしていて、あぁこの人は本当に天魔を救いたかったし救えると思ってたんだなと切なくなった。あの鎧全部剥いで天魔のこと救い出すつもりで斬ってるんだよなーー。なんて眩しいんだ福士捨。
天魔が落ちた直後は、10日の方が好きだったかな。あれテコ入れ後一発目だったから、どうやってもあの日の衝撃は越えられないのかもしれないけど。この回は捨が天魔のあと追いかけようとしなかったので、きりちゃんが二、三歩近づいて落ちていった先をうかがっていた。

あとね、私の語彙力が死んでるのもあってどう表現したらいいかわからないんですけど。川辺で捕らえられかけてから、きりちゃんが天魔の首差し出したり褒美せがんだりと大奮闘してる間の福士捨の表情のお芝居がすごいんですよ。初見のときもびっくりしたんだけど、ますます繊細に表情が変わるようになっていて、あの一連の流れひたすら双眼鏡で捨を見るだけの回を作りたいくらい。なんであんなカオ出来るんだ。達観した、という表現が似合うほど大人でもない。若くてみずみずしくて脆くて、でも確実に、それまでなかった喪失や諦念が含まれた顔をした捨がそこにいるんだよなぁ。
そんな捨に、「城を作ってやる」って笑うきりちゃんがさ~~。上弦は捨も天魔も蘭兵衛もあまりに報われなくてしんどいんだけど、きりちゃんだけは「捨之介を救い出す」っていう目的を果たしてるんだよね。そんなきりちゃんがこの先の捨の光になるんだ。尊み。

あ、そういえば天魔、10日時点よりだいぶ情緒が安定しているように見受けられた。このくらいのバランスが好きかもしれない。生駒に縋りついておきながら、生駒が自害のために剣を構えた瞬間ニーっと笑ったのと、落ちていく前に膝抱えてうずくまってた時の顔が好きでしたね。あのメイクであのキャラでも、綺麗だなって思っちゃうから太一さんは凄い。

  • 兵庫の話

髑髏城殴り込み前の「お前らが雑魚だと思ってる~」が毎回100点満点主人公で惚れ惚れする。そりゃ客席も拍手しちゃうわ。あのシーンから、髑髏城に向かって走っていく間だけ、完全に兵庫が主人公の髑髏城だからね。須賀先輩さすがの貫禄。
そして前回も言ったけど、スガケンがこれだけ手加減なしで「主人公!!」しても負けないくらいの絶対0番福士捨凄い。百人斬り始まるとこが、もう誰も勝てない0番力。すんごいかっこいい。
ラストシーンのプロポーズはやっぱ上弦の方が好き。超男前の須賀兵庫と超男前の聖子太夫、どんな時代でも生き抜いていけそう。



あー早く次の上弦観劇日来ないかなって気持ちなんだけど、手持ちのチケ見ると次に行くの前楽なんですよね…え、前楽って何。楽とかいらない。月髑髏永遠にやっててほしい。下弦のちゃんともべぇ経過観察ももっとしたいw