風の果て

恋をしただけ それだけのことを

修羅天魔~髑髏城の七人 Season極 3/24@ステージアラウンドシアター

夢さんお誕生日おめでとー!回に入ってきました。夢さん可愛かった!カテコのお化粧で笑う夢さんお人形さんだった!古田パパと天海ママに挟まれて真ん中に立たせられた夢さん完全に愛娘だった可愛いーー!!!!

初めての14時公演だったんですが、終わって外出たらまだ日が落ちていなくて、月の初回は2回公演のマチネでも終演後暗かったのになぁと、時間の流れにしみじみしました。春の関東荒野、身体に優しい…暑くも寒くもない…(真夏と真冬に招集された早乙女さんちのおたく)

ということで初見雑感。まだ拾いきれてない情報は山ほどあるので、間違いとかいっぱいあるでしょうけど、とりあえず1回観た段階での記録ということで。
相変わらずなげーーーーーんだわ!!というのはあるんだけど、1幕伸びて2幕が縮まってるのと、最後のぐるぐるからラストシーンまでの流れがあまりにいいので、既存髑髏城よりちょっと楽かもしれない(笑)。まっこと美しい幕引きだった。花鳥風月が巡ったこの1年を、天海祐希に幕引きしてもらうための修羅天魔だった。「修羅天魔」という強すぎる4文字をあんなかっこよく背負えるの天海しかいないし、修羅天魔を背負った上でタイトルの「~髑髏城の七人」の部分までまるっと抱いてる天海強すぎた。


以下、感想。ネタバレ普通にしてる。っていうか伏せるのめんどくせーから早く普通にツイートしたいんですけど、みんな律儀に伏せてるからなんとなく書きづらくてうずうずしてる…二度目の週末を迎えたんだからそろそろよくない?w

  • 修羅天魔雑感

・全体の印象としては捨蘭不在じゃなくて「極楽太夫不在の髑髏城」。思った以上に髑髏城ではある。
・「太夫不在」の煽りをくらった兵庫さんが大変なことになってた話は後述します。
・「天海が捨で、夢が蘭なんでしょ?」という予想で挑んだけど、1幕時点では天海が捨と蘭丸で、夢が蘭兵衛で、太夫の役割は半分こ
・2幕は夢さんが一人で天蘭の役割担ってて興奮しました。ふるちん先輩が宣言通り極力動かないのでw、夢さんがめっちゃ動く竜星くん、殺陣がお上手。

・新感線だーーー凄く新感線だーーー!!と思わせてくれる髑髏党幹部
・無駄に歌う髑髏党幹部好きすぎて優勝
・突然の東宝ミュージカルでしぬほど笑った
・そして無駄に脱ぐメタルさん
・鎌が飛ぶ。兄さも飛ぶ。
・からのヒ―リーズでトドメ刺されてもうダメだった。
・人員不足と戦力不足を補うべく投入された新キャラ清十郎さん、めっちゃ便利キャラだった。いろんなことが清十郎さんで解決していた。
・いつのも七人の中にもこのくらい使える人がいたら、あんな面倒な話にならなかったのではw
・カンテツ可愛い。ほんとにキーホルダーにして売ってほしい
・カンテツ最初から最後まで真面目なこと1回も言わないのが凄く良かった。ずっとバカだった。
・久しぶりの三五さん!三五さんも河野さんも大好き!!私ワカの推しは河野三五だから!!
・か~わ~い~い~~
・極ガールズの推しは1幕で赤い着物着て飴舐めてた子、荒武者隊の推しは黒平に決めました。
・荒武者隊の奉公設定わろた。奉公中は兄貴より雇い主に従う社会人荒武者隊の皆さん。
・浅黄可愛いよ浅黄。
・突然関東の風を感じる前世蒼真の極楽太夫
・布持ったゆうや(馬)出てくるかと思ったわ

・既存髑髏城の再構築である修羅天魔、これまでの役割が誰にどう割り振られてるか考えながら見てたんですけど、下弦をベースにするとすごくやりやすかったので、さすがの正統派髑髏城だなと改めて。
・大人の髑髏城。月の下弦は所詮ミルクチョコとビターチョコの違い程度の大人味でしたけど、極は大人レベルが全然違うのであらゆる人があらゆる物事に対して達観してて凄い。拗れないっていうか、拗れ方が淡白w。
・捨てられない青さと捨てずに生きれる強さが上弦で、捨てられない辛さを抱えて生きるほろ苦さが下弦だったけど、極はめっちゃ捨てる。容赦なく捨てる。捨てることが強さであり希望だった。
・だからこそラストの「三途の川に捨之介」がめちゃくちゃ効くしかっこいいし、あれは女捨之介ならではの迫力だなぁと思った。少年漫画じゃないんだよ。

  • 太夫と沙霧が捨霧だった話

・強くて賢くてしたたかな沙霧ちゃんおかえりーー!!
・可愛い!沙霧ちゃん可愛い!
・初めて霧ちゃんを観たときに、少女が少年になるとこんなに庇護欲をそそる子になるんだなぁと思ったのだけど、沙霧ちゃんはやっぱり強い。全然一人で生きていけそう(笑)
・沙霧が霧丸になることで尊い中合わせシンメが誕生したのが月だったけど、捨が太夫になることで実質女版捨霧になったのが極の太夫と沙霧。
・強くて賢い女と強くて賢い女の組み合わせなので、めっちゃ話が早い。変に揉めたり騙されたり流されたり全然しない。
・沙霧ちゃん、しっかり者なので太夫におつかい頼まれて贋鉄斎のところにも行ってくれる。
・女捨之介は贋鉄斎のとこに行かないけど、雑賀のお蘭として彼岸花の中歩いて髑髏城に向かってしまうので、結局襲撃される無界の里。
・あと極楽太夫として超豪華な顔見世もやってるので、まじ髑髏城のおいしいところ全部天海に乗っかてる。天海スペシャル。
太夫が天魔王のウソをキスで見抜いたとき、あーー蘭にもこのくらいの冷静さと聡さがあったら夢見酒で転がされることもなかったのになーーー!!と思わずにいられなかったw
・天海お蘭が殿に抱かれてなかったという事実、既存髑髏城に適用しちゃうと話が一気に変わってしまうので、お願いだから今までの殿は蘭のこと抱いててほしい
・でないと下弦蘭ほんとにサイコな女になっちゃうよぉw

  • 夢さんの話・夢三郎編

・顔が小さい
・驚くほどに顔が小さい
太夫モードの夢さん、系統が倫也くんの女形に近くて大変好み。
・出てきた瞬間「パ、パリコレーーー!」ってなる
・次の瞬間歌いだしてずっこけた。愛おしみ。
・バッキバキに着飾った太夫ビジュアルのまま、兵庫とくだけた男言葉で喋ってるの性癖の塊。100点。
・オフの夢三郎さん、蘭兵衛とヘアスタイルお揃いなのがたまらない
・夢さん、一人蘭極なんだなぁと思いながら見てたんだけど、「蘭兵衛と極楽がぼろぼろのところから2人で必死で作り上げた無界の里」という設定がなくなったことが、後に超無慈悲な無界襲撃を生むのであった…。

  • 夢さんの話・夢虎編

・二幕の夢さん超面白かった。大人の髑髏城の中で、夢さんだけ上弦髑髏高校から来たのかな??ってくらい一人ぺろくて、ずっと飛ばしてて最高だった。一幕で男前に無界仕切ってたのが嘘みたいにぺろいファザコンだった。大好き。
・「夢さんwww夢さん待ってwwwwマジかよ夢さんwwwwwwアッ、死んだわ」くらいの勢いでずっと夢さんに笑ってたごめん。
・二幕の夢さんは一人天蘭(しかも割と上弦寄りの天蘭)(めんどくさいw)
・パパに認められたくて認められたくて暴れてる感じは上弦てんまちゃんぽさあったし、今まで私の中で歴代一ピュアだったみうらんを越えるくらいピュアだった。しかもみうらんのいじらしさとかないから。勢いはピーク時の下弦蘭くらいあるから。馬力がすげぇ。

・無界襲撃で和装から戦闘服になったら、脚が長すぎてびびった。
・回し蹴りの脚が長すぎて、蹴られてる兵庫さんに同情してる暇がない。脚が…長い……。
・ハーフアップ厨なので戦闘時の夢さんの髪型ちょーー好き。一生見てられる。
・「やっと本音で動いてるんだよ!」って言い切る夢さんに震えたわ。私堕ちたあとの蘭には徹底してアッパーな戦闘兵器であってほしい人なので(だから1/27の下弦最高だったんですよ…)、ここへきて理想の無界襲撃に出会ってしまった。
・そんな状態だったので満面の笑みで無界襲撃見てたんですけど、裏切りのプロ三五さんにごもっともな説教食らわせられてたのが一番面白かった…三五さん好き……。
・自分自身も父に利用されていたと知っても全然めげない夢さんは、推しの炎上も流出もむしろ燃料にしちゃうハッピー脳タイプのキチオタ。
・あの瞬間脳内で上弦天魔の「そんなのは殿じゃなぁぁぁぁい」が響いたわ。夢と上天、殿ガチ勢として絶対仲良くなれない人たち。

・夢虎も外道っちゃ外道なんだけど、蘭ほど自分勝手じゃないというか夢虎がこうなったの基本的に父上のせいなので、修羅天魔の悪役は終始一貫して天魔王だなぁ。
・ふと、無界に送り込まれたとき夢は何歳だったんだろうと考えてしまったのだけど、天魔王とお蘭が出会う前に生まれてるならギリ元服してたのかな、あの時代っていくつで元服するんだっけ。
・「夢虎」って幼名ぽいから、ちゃんと一人前の息子と認められる前に女郎として送り込まれて、やりたくもないのに関東一の色里のトップ太夫になったんだとしたら、そりゃああなるよなぁと思ったり。
・そう思うとかわいそうな子なんだけど、全体に勢いがありすぎて面白さが勝ったわ。めちゃくちゃ面白かったので、このまま情とか葛藤とか一切見せずに千秋楽まで突っ走ってほしい。

  • 兵庫の話

・極でぶっちぎりの不憫枠兵庫さん
・極楽太夫と嬉しいことは二人分、悲しいことは半分して生きていくからこそ兵極は希望だったのに、極の兵庫さんは無界襲撃で、たった一人仲間を皆殺しにされるんだよ。荒武者隊だけじゃなく、無界で過ごした日常を知ってるの兵庫だけなんだもん。あとのみんな、ついさっき出会った他人なんだもん。
・一人で仲間を失って、一人で立ち上がって、狸穴さんぶん殴るのも夢の死に直面するのも全部兵庫さんの役割なの凄い。辛すぎる。
太夫が愛した男を自分で撃ち殺す流れは、そのあとの天魔王との最終戦にちゃんと出てくるんだけど、あれはまた全然事情が違うからさぁ…
・同じように仲間を皆殺しにされた沙霧がいてよかったよねぇ。
・極の無界の里は、誰かが救いの里にしようと思って作ったものじゃないからさ。そこに集まったみんなにとっての救いになった里だから、それを兵庫と沙霧中心にまたみんなで作ろうっていうラストよかったなぁ。あれはいつもの無界の里じゃできない。
・あと極の兵庫さんは戦力が高い。無界でも髑髏城でも夢と一騎打ちできるくらいには強いので、ちょっと新鮮。
・あの髑髏城での夢との一騎打ちで、少しでも夢虎としてのあの子を認めてあげられたら違ったのかなぁ、と思うところはあるけどね。夢三郎としての自分しか見てない人に何を言われたって、夢の心は揺らがないよなぁ。
・とはいえ幸せになってほしい人であることには間違いないので、清十郎さんとバトりながら幸せな里を築いてほしい。

  • カテコ夢さんハピバ覚書


天海の紹介を合図にガールズ2名がケーキ持って登場。ろうそく消した後に竜星くんからご挨拶。
「晴れて25歳になりました」(ざわ…っとなる客席w)
「5/31まで夢三郎として突っ走っていきますので、みなさま最後までおうぇ%$#(ちょっと噛んだw)、…応援よろしくお願いします!」
この竜星くんの可愛い若手らしいご挨拶のあと、天海が「明日は二公演です。早く帰って早く寝ます!」ってざくっと締めたのも、その隣で酒飲む仕草してるふるちん先輩もとても良かった(笑)
最後、天海が手を引いて竜星くん真ん中に連れてきて二人顔見合わせて笑ってて、その後ろでふるちん先輩が頭撫で撫でする仕草してるの(髪飾りがあるから実際には撫でれないw)、完全に愛娘のお誕生会の図だったし、真ん中で太夫のお辞儀キメた竜星くん超綺麗だったー!お人形さん!!