風の果て

恋をしただけ それだけのことを

「刀剣乱舞」悲伝 結いの目の不如帰 6/2ソワレライブビューイング

いやーーーすっごい集大成だ!超面白かった!!
話はもちろんだけど、EDで曲が流れた瞬間の沸き立つものが凄かったわ…目のまえで起きてるものと、初演を初めてシアター1010で見たときの記憶がちゃんと重なったもんなぁ。客席での観劇体験としても、最後にちゃんと環になった。


初日にライビュなの、ある程度の人数に一気に見せておかないと千穐楽まで言えないことが多すぎるとか、明治座の花道とスッポン使った演出を観れるのが明治座数日分の客だけじゃもったいないとか理由は色々あるんでしょうけど、みんなで一緒に情報解禁できる感じが気持ちよくていいですね。あと最悪現地に行けなくても、ここと千秋楽ライビュで2回目の確認点まで拾えるのがありがたい。


ジョ伝がすっごい良いSFで興奮したんですけど、あの時は2つの時間軸を詰めることで1作品でまとめてたのを、今回は初演からのおっきな流れで回収しにかかっていてとても気持ちよかった。毎回言ってるけど、すえみつ作品は伏線の回収の仕方がほんと気持ちいい。あと、この手の謎解きものって前半の「引っかかり」を観客に拾わせることが大切だと思うんだけど、初日にしてその必要要素を確実にカメラで抜いていったライビュ班の仕事人っぷりもお見事でした。現地で見たかった気持ちはある(あとあんみつ食べたかった)(明治座は美味しいものを食べる場所です)けど、初日ライビュやってくれてありがとう。

終演後、泣きすぎて立てなくなってる人がいっぱいいて、あーーー末満作品だーーー!!!ってなりました。みんなこのままマリゴまで走りきろうね!悲伝にはまだ未来があるけど、マリゴは過去にも未来にも1ミリの希望も期待できないぞ!www



以下、ネタバレ満載。

  • 「集大成」の話

虚伝。初演と再演の鏡写しループで細かい歪みの発生と、三日月による二周目以降である匂わせ。
義伝。短い時間軸のループに閉じ込められたことによる、本丸の面々に対するループ概念の植え付け。
ジョ伝。本丸の過去と現在がぶつかる時空の歪みにより生まれた物語(関ヶ原では一応ゲームの主題である「正しい歴史」の軌道に修正するのが目的だったけど、ジョ伝で彼らは彼らの歴史の修正に成功してしまうんだよね)
で、悲伝。虚伝から続く、大きな円環の存在が明らかになり、おそらく三日月が何百回何千回と繰り返してきた一つの流れが執着地点にたどり着き、そしてまた次の環へ……

ってところで流れた勝鬨の歌に鳥肌立ったよねーー!!あれはずるい。修羅天魔のラストのタイトルバックくらいずるい(笑)
刀ステに続きがあろうがなかろうが、今回が間違いなく一つの区切りだし、仮にまた次のループが始まったとしてもそこにいるのは、彼らであって彼らではないのだ…と思ったら、この2年の色々が一気に思い出されてちょっと寂しくなっちゃったわ。劇中で、これまで出てきたメンバー全員名前呼ばれるのも、最終回っぽくてよい。

  • 円環の話

虚伝~悲伝までの本丸時間軸としてのループと、関ヶ原や永禄の乱みたいな歴史修正主義観点でのやり直し(要はゲーム上の「周回」)が同時に存在してる、という認識でいるのだけど。鵺は一見後者の環の中で義輝様をお守りするために戦ってる存在に見えるけど、三日月を連れていくことで前者の環をクライマックスに持ち込むトリガーにもなっているから、あのキャラクターの立ち位置がまだこねくり回し切れていない。おそらく三日月は何度もあの鵺と出会ってるし、あの鵺がこの本丸とのお別れの合図であることも気づいてるんだろうけど。

…っていうのを次回考えたいねっていう自分用メモ。次回、千秋楽ですけどw(※約2か月後)

きっとループするたびにちょっとずつ物語は変わるから、毎回同じ道をたどったわけではないだろうにしても、裏切りに気付いた光忠に刀を向けられるのも、ばみさんに抱きしめられるのも、ぐっしゃぐしゃに泣いてるまんばちゃんと対峙するのも、もう何度も何度もやってきてるんだろうなぁと思うとねぇ…。
初日前のひろきくんのツイートの写真見たときに、繭期を通ったおたくはループと指切りの組み合わせで何かがフラッシュバックしたんですけどw、あの三日月は自分を折ってくれるまんばを育てきれるまで、何度でも約束するし何度でも初期刀のまんばちゃんと出会い続けるのかなぁ。えぐいなぁ(笑)

あと殺陣の分量も含め、髑髏城64ステ天魔王やるより、刀ステで55回ループする方がしんどそうだなと思ってしまったw久しぶりにガッツガツ殺陣に参加するひろきくん観たなー!って感覚だったので、やっぱ下弦天魔王様は殺陣ちょっと物足りなかったよねw

  • 小烏丸の話

パパ上めっちゃパパ上だった。ほぼそのまんま玉ちゃんなのに、そのまんま小烏丸で凄かった。顔も声も殺陣も完璧だった。しかもめっちゃ便利キャラだし、もうパパ通り越してママだった。聖母じゃん(笑)

おそらく、鵺以外に、三日月がまんばと対峙してみんなとバイバイするターンに突入するために必要だったもう一つの要素。三日月の役割を継いでくれる人。
私、刀ステの鶴丸が大っっっ好きなんですけど。このあからさまに「三日月がいなくなる」ことを前提とした話における、そのあとの鶴丸のことをずっと心配していたので、パパ上まじで救世主だった。三日月の刀解命令をみんなに告げるのとか、そんなん初期からいるメンバーに言わせらんねぇわ…ってとこを拾ってくれた新参者のパパ上超ありがたい存在だった…。三日月小烏丸鶴丸の三人のシーンも好きだったし、小烏丸鶴丸で画面二分割の紅白シンメになるのも最高でしたね。

あとちょっと笑ったのが、義輝が「これを言ったらクライマックス!最終回!」ってキーワードであろう、「刀剣乱舞」を発した瞬間、そこにいるの小烏丸なんだよね(笑)すっごい美味しいとこ全部持って行ったなぁ。

  • ばみさんの話

残りのばみさんがわかりやすく若くて可愛い子選抜なのに、悲伝だけ「すずきひろきとタイマンを張れるばみさんをご用意しました!」みたいなキャスト当てられてたので、発表時点で爆笑したんですけど。役割としても超重要だし、殺陣も多いし(そして上手いし)、何より義輝の介錯のシーンで「この人55公演この涙流すんだろうな…」と思ったら震えたわ。みっちゃんやっぱ凄い。
顕現したての三日月にもらったお守りで山伏を救ったのも、結いの目である三日月を抱きしめるのもばみさんの役割なんだよなぁ。わかる、こういう三日月とばみさん欲しかったよね、わかるよすえみつ…(握手)。永遠の孤独の中を生き続けた過去がある三津谷が、この役を演じているのもまた…ねぇ(語彙の死滅)。
燃える城を背景に立ち尽くすみつばみさんの元に、亡霊メイクの鵺がやってきたりすると、いよいよ刀ステなんだかTRUMPなんだかわかんなくて、その辺も面白かったですw碓井くんの亡霊メイク超可愛かった。碓井くんもいつか繭期通ってほしい(笑)

  • 他キャスト

・鯛ちゃんがいる刀ステ嬉しい。
・極不動くんのリア恋力が高すぎる。
・坊丸と不動くん!!
・前ちゃん様の鶯丸めっちゃえっち(知ってた)
・Over30キャストが多い中で、オオカネヒラが元気なバカでとてもよかった。必要枠のバカ。
・大般若さんの顔とスタイルが良すぎる
・今回のばみの彼ぴっぴは大般若さん
・みつばみ、サークラ力が高い(褒めてる)
・鶴さんがずっとしんどかったなぁ。こういう鶴丸が好きなんだけど、でもしんどいなぁ。
ガウチさん、顔が綺麗
碓井くんはやっぱり凄い。最後の最後で投入されただけある。
・久しぶりにみたひろちか様は圧巻の美しさと怖さと強さを兼ね備えていたけど、全部凄かったので割愛(笑)
・やっぱひろきくんあっての刀ステですわ

  • その他覚書

・厨ミュージカル(とんちゃんの歌唱力の正しい無駄遣い)
・黒甲冑お久しぶりー!
・いないはずの翔さんの存在感がすごい。ちょっとした主要キャストってくらい居るw
・年少組がいない状態での伊達2振り凄いよかった。ずっとお兄ちゃんポジだったから、今回お兄ちゃんしてないのがよかったし、その分切なかった。
・本丸襲撃楽しすぎて、すげぇ笑顔で見てしまったw
・ピンチの時に現れる外部系セーラー戦士くらいかっこよく登場する極長谷部と極不動
・三日月を追って出陣するときに、ちゃんと犬も連れていく鶯丸は良い飼い主
・出陣の儀があまりにも悲しかった。あんな悲しい出陣あるかよ…。
・真剣必殺祭り
・みんなが待ってたまんばちゃんの真剣必殺
・「顔がめちゃくちゃ綺麗」である山姥切を、何の小細工もなしに体現する顔がめちゃくちゃ綺麗なあらまきに感動した。顔が可愛い。
・どんなエグイ状況下でも主命とあらば応じる長谷部
・三日月に斬りかかるみんなを止めようとしたまんばちゃんがはじき出されたときほど、小夜にいてほしかった瞬間はなかった。
・お小夜だったら絶対まんばちゃんの味方してくれたのに!!
・っていうかまんばと小夜には添い遂げ卒業してほしかったよ…

・日本史ぐるぐる走馬灯~刀ミュの世界線を添えて~
・時をかけるまんば
・>突然のジャニワ!!<
・白三日月
・まんばちゃんのぐっしゃぐしゃの泣き顔があまりにも餅
・もちんばの2.5次元
・まじでもっちもち…(集中力の妨げ)
・刀解される直前まで三日月が絶望的に強い
・すずきひろきは…美しいな…。
・「またいつぞや、はじめよう」が呪いに聞こえるようになってしまった。もう始めなくていいから…終わらせてやれ…。

あーーちょっと、鵺のあたりこねくり回したいから、中盤くらいでもう1回ライビュやってくれないかなw