風の果て

恋をしただけ それだけのことを

舞台「刀剣乱舞」慈伝 日日の葉よ散るらむ 7/20ソワレ@ステラボール

やっとこさ見てきたよ~。
アルターぶりのステラボールだったので、いちょう坂が見えた瞬間脳が勝手に♪ハロトーキョー(ハッロトキョー)し始めてしまいましたが、実際中に入ったらあの段差がどーんとあって、同じ会場とは思えなくてそんなの吹っ飛びました。段差があるステラボール面白いな…1階の最後列が2階最前とハイタッチできそうな位置にある(笑)

今回いつにないチケ運を発揮してせっかく作られた段差に登れない前列ほぼドセンで見ることができたんですが(その反動なのかライビュ先行が外れたw)、座席を上に積み上げたら余裕ができたのか、列と列の幅が若干広くなって出入りが楽になっていたのも驚きだった。ステラボール、センターはめちゃくちゃ快適なのでこれならまぁステラボールでも許してやらんことはない…などと思わなくもないけど、サイドきたら普通に呪うと思うのでやっぱステアラを演劇、しかもストプレに使うのはやめよう。せめてバンドものとかアイドルもので使おうw。



さて慈伝。なんせ19振もいるので個々の感想書いてたら長くなりすぎるわ!ってことで、観劇直後にふせったーに殴り書きしたのをこっちに持ってきたので、キャラごとの感想はそっち参照→舞台「刀剣乱舞」慈伝 日日の葉よ散るらむ 雑感 - 風の果て

事前に仕入れていた情報は、
・だいたい花丸(もしくは新喜劇)
・OPから内番服
聚楽第はナレベ5分
・どんぐり
くらいだったんですが、噂のOPがほんとーーーーに可愛くて、3振並んで揺れる粟田口の愛くるしさに気絶しかけた。あとセンターより若干上手寄りだったので、幕が落ちて最初に目に入ったのが一番端の歌仙ちゃんで、こちらも顔が綺麗すぎてのけぞった。凄い、わだっくまの歌仙の美人っぷり、全然慣れない。毎回びっくりする。
セットのあちこちに入れ替わり立ち代わりキャストが登場する、アニメのOP映像をそのまんま再現したみたいな演出さいこーーーに可愛くてあと100回観たい。マジでアニメだった。花丸の立体化だった。しかもそのあと本編始まるなりにゃんがゴロゴロしてたので、ひたすら満面の笑みで舞台上を見つめる人になってしまったわ。可愛いが大渋滞している。

あ、そういえばちょぎが発表されたとき、まんばは近侍だから聚楽第の部隊長は長谷部かなぁなどと考えて居たんですが、やっぱ長谷部でしたね。本丸のNo.2。

  • されど営みは続く

基本ドタバタコメディなんだけど、要所要所で匂わせられる過去の出来事とか、キャラによって異なるまんばちゃんと長義に対する接し方とかから、間接的にじわじわと締めあげられる感じがとても…すえみつでしたね…。いや、ほんとほぼ笑って泣けるほのぼのコメディなんだけど、その根底にずっと「人が死んだあとの日常」みたいな感覚が流れてるんだよね。それをじわじわ感じさせられた後で、トドメみたいに最終話のタイトル「されど営みは続く」が出てくるの、そういうとこだぞ!!と思いながら見ていたw

あれだけドタバタしながら、19振というあの数に対して、たった2時間半で全員に見せ場を作ってたの見事だったし、やっぱすえみつ作品はシンプルに話が面白い。いつもとテイストは違うけど、確実にあの一連の流れを経験してきた本丸の物語で、それぞれがそれぞれの立場で三日月のいなくなった本丸を形作っているのがよかったなぁ。ふたつの山姥切に対して、序伝から一緒にいる長谷部山伏だぬがまんば過激派で、あの時三日月を追って足利に飛んだにゃーさん鶯丸大包平が長義をフォローする側に回ってくれるのとか(大包平はちょっと違うがw)、これまで関わりの薄かったたろじろが新しく来た子に優しいのとか、みんならしくて良い。博多くんは序伝からいるけど歓迎会組にいるのもそれはそれで博多くんっぽいし、あの子はそこまで明にまんばちゃんを守る立場ではなかったからなぁ。
その横で、ひたすら「これくらいの」さがしものしてるごこちゃんと前田と鶴丸おにいちゃんはひたすら可愛い。鶴さん、元々謎が多かったけど、最も異質だった三日月がいなくなったらますます謎の立ち位置の人になっちゃったな。今回鶯丸が前回のパパ上の仕事をだいぶ引き受けてたけど、鶴丸はそれともまた違うというか、一歩も二歩も引いて見守ってる保護者枠のようで、問題の核に一番近い位置にもいるような、そういう刀なんですよね、私の中で。

  • ふたつの山姥切

長義はもっと拗らせためんどくさいのが来るかと思ったら、ちょっと強がりなだけで案外普通の子が来たなという印象。にゃんに対してのくだけた感じとか、にゃーさんたちに仲良くしてもらうと普通に笑うのとか、布被った鶴とのくだりで作画が崩れてるのとか、凄い普通でよかった。ちょっと性格悪いけどwだからこそ、まんばに対してのトゲのキツさが際立つのだけど、当のまんばは最初こそモロにダメージ受けたものの、手合わせしてる間にどんどん長義に対する興味失っていくので、結果的にこの本丸に配属された長義だいぶ不憫なことになってしまっていた(笑)あれ長義に見下されたことに傷ついたわけじゃなく、三日月で負った傷に塩を塗られた形なわけであって、別に長義自体のことはどうとも…という顔で文字通り「力でねじ伏せる」まんばさん…。

6対6の手合わせ案にみんながざわつく中、「人生には驚きが必要だ」って出てくる鶴丸、虚伝の紅白戦を思い出してドキッとしてしまった。「俺は天を驚かせたいんだ!」って言い出したらどうしようかと思った(笑)あれだけまんばとちょぎをどう引き合わせるか悩んでたくせに、ここで戦力のバランスを考えて長義側につく長谷部はすごくいい長谷部だし、あぶれた子たちを率いて第三部隊を作ってくれる鶴さんは最高。あの戦闘開始のまんばちょぎがセンター割でいて、その奥の0番に鶴丸が配置された構図好きすぎて、たぶんあの瞬間超気持ち悪い顔して舞台観てた(笑)あとあの手合わせは、悲伝の最前線にいたメンツがバカみたいに強くてよかったですね。ぶっちぎりの強さを誇るまんばはもちろん、長谷部も鶴丸も、今回いないけど多分光忠もめちゃくちゃ強い。ジジイが育てた最強のメンツなんだろうなぁ。

  • どんぐり

今作最大の死因・どんぐり。どんぐり拾ってたの2年前の義伝なんですけどね…それを今ここで出してくるのかよ。
あのシーンの客席の張りつめた空気、これぞ刀ステでしたね。鶴丸がどんぐり拾い上げた私の情緒は完全に死んだんですけど、あそこで「心に非ずといったが、心はここにあったな」はだめでしょう…。
からの、トドメを刺すように降ってくるCVすずきひろき。割と本気で、ひろちか様は悲伝で卒業なんじゃないかと思ってましたけど、これまだ出てくるなー多分!w


しかしあらすじ時点で「引っ越し」って言ってたし、時系列的には悲伝の直後なのかな、だから丸1年後のほぼ同じ時期の公演なのかな、とか思ってたら思いっきり秋だったし、なんなら初冬だったのでちょっと笑った。そりゃまんば修行中(仮)の話を冬にやるんだから、修行に出るのは初冬で正解だけどw
あのラストの審神者とのやりとりを見る限り、次はむっちゃんが近侍の話になるのかなー。文久やるんだろうか。ステ本丸にひぜなん実装されるの超たのしみだな。

なつのお題箱