風の果て

恋をしただけ それだけのことを

最近見たもの色々(舞台配信篇)

今月生配信で見たものとか、ニコ生で無料配信されたものとかの感想ざざっと。

Equalの配信の感想はこっち↓
choco-ice.hatenablog.com


  • 青 初LIVE(シアターコンプレックス)

シアコンには言いたいことが色々あるので金払わないつもりだったんですけど、「Still I’m here」のMVが震えるくらいよかったので、みずえちゃんのために月額700円を支払いました。シアコンはみずえちゃんに感謝してくれ。
表題曲が超好きなのと、他にお気に入りはたかちゃん提供の「secret emotion」かな。というか「secret emotion」はたかちゃん本人がめっちゃ好きそう(笑)あと植木さんが演出で入ってたので、照明とか背景とかが色んなところで見慣れているアレソレでちょっと笑った。どういう繋がりなの、ここ。ヒプステはあるにしてもよ?w

ついでなので「Still I’m here」のMVを貼っておきます。2020年に渋谷の西武前の交差点でこの画を撮れる若者そんなにいないでしょ。
www.youtube.com

  • ヒプステtrack.3 10/5ソワレ(Hulu生配信)

Huluで配信ってまた新手が出てきたな…。
もはや本編よりもだんじょー様のSNS芸の方が面白くなってしまったので、track.3の思い出はだいたいだんじょー様。植野堀さん、最近入ってきたおたくには服屋だと思われてるのでは?なんて言ってたら舞台2年以上ぶりだそうで、逆に何で今出てくれたんだ。2年前って二十面相?六行会ホールでやったやつ?w

OPとショータイムのCYMが最高で「こんなの現地で見たらそりゃあ脳みそ溶けますわ~~~~」となりながら見ていた。こんなの脳みそ溶かす覚悟のある奴にしか見せちゃだめだと思うので、ハードルとしてのいちまんはっせんえんはある意味正解なのかもしれない。
ショータイムのCYMラスサビ~アウトロが下手に前列から廣野さつき植野堀さんってまとめて映るのでお得でした。廣野のせっそーちゃんちょーーー良かったな。出来る子!!さつきも久々に見たけど、道頓堀のキッズたち小柄で揃えてあって可愛かったです。相変わらず元気。
あと終始あらまきが凄く楽しそうでよかった。凄く楽しそうだった(笑)そしてやっぱうめ~~~な~~~~~。2.5界の頂上争いしてる人は一味違うわ。しみじみ感心してしまった(笑)

  • 死神遣いの事件帖 鎮魂侠曲(ニコ生無料放送)

ニコ生でちょっと前に配信していたのを先週やっと見た。上演当時噂には聴いてたけど、想像より遥かに十蘭さんが幻士郎のこと大好きで、「あ…そんなに?そんなに好きだったん……?」ってなりながら観ました。
死神組のキャストが強すぎて(安井ちゃんじん輝馬)その時点でちょっと笑ったんだけど、主人公サイドの殺陣スキルがあまり高くない中で敵のラスボスが「二刀流のまさし」なので、それはさすがに勝てなくない!!!???って思いました。無理でしょ、まず刀振る速さ段違いだもんwwwwあとまっちゃんは絶対ステアラで荒武者隊2周くらいしてるはずなのに、そんな事実がどこにも存在してないの解せないなぁって思いながら見てました(笑)

安井さんは普通に上手いし、何より映え方が桁違いで元トップクラスのJr.の強さをバリバリ発揮していたよかった。めっっっちゃ映える。これが万単位のキャパでおたくの視線を引いてきた人間の強みですわ~~~。キャスパレのドセンで踊るパートとか、安井の為にご用意しました!な瞬間が何度かあって興奮した。
わかはい界映える殺陣ランキング上位(私調べ)のけーとくんもいるし、何ならさきやまくんも割と映えの人なので、視覚勝負の毛利作品と合ってたなぁ。前作のムビステより好みだった。幻士郎さんの話題出まくってたので、すずひろ先生がお帰りになっての続編お待ちしてますねw

2020年日本経済界の救世主、鬼滅の刃。流行りすぎて今更追いかけるのが逆に面倒になってしまい、アニメも漫画もノータッチだったんですが。何かのついでにタイムシフト予約していたらしく、ニコ生アプリを開いたらあったので見てみました。すえみつ×和田さんであのOPの作りなのが和製TRUMPすぎて笑ったけど、本筋に入ったらそこまでとらんぷ感なかったな。めっちゃ喋るのでそれどころじゃないというか。

そう、全編通してめっっっちゃ喋る。元々説明台詞が多い作品だとは聞いてたけど、それにしたって舞台でそんな喋る!?ってくらい全部喋る。独自設定の説明パートはすえみつ作品で毎回やってるだけあって違和感ないんだけど、そのあとも全部喋る。心情どころか動きまで実況生中継状態で喋る。「見ればわかるわ!!」ってとこまで喋る。結果、「これ舞台に向いてないな!?」という感想に着地したので、鬼滅の刃見るならたぶん舞台から入らない方がいいね(笑)アニメ版がどういう形でこの台詞量に対応してるのかわからないけど、舞台で喋らなくてもわかることをわざわざ喋るって、どうやってもダサいからさぁ…w
飛んだり跳ねたり斬ったりしながら喋り倒してた小林君は凄かった。エピソードによって出てくるキャラクターがばっさり分かれてしまうので一人当たりの出演時間が短くなっちゃうけど、冒頭はほんだれお大先生、中盤はさとちゃん、後半戦は植ちゃんと、2.5界の実力派たちがそれぞれ大活躍していてよかったです。さとちゃん久しぶりに見たけどやっぱ上手いし、さとちゃんの口から出る「醜女」は興奮する。ヒデ様にがんがん歌わせてくれたのも良き。

で、あとはあかりですよ!!ずっと可愛い!毎秒可愛い!!こんな可愛い現役女子高生が2.5界隈に入ってきてくれてありがとう…。普段のふわふわした幼い動きも可愛いし、戦闘時の重心低くした姿勢も決まるし(踊れるってこういう時強い)、何より顔が可愛い。この世のありとあらゆる若くて可愛い女の子の役を片っ端から演じてほしい。

  • 獣道一直線 10/24ソワレ(WOWOWオンデマンド)

TLで久しぶりに大規模な壺の売買が繰り広げられていたので、壺は買わぬまでも首突っ込むくらいはしておこうかなと思いWOWOWで。タダで見た人間が言うのも変だけど、ATMに10万振り込んでからが本番なので、絶対チケット買って現地で見たほうが面白いとは思うよ(笑)
とはいえ、河原さんも大好きだしクドカンとは結婚したいので(ってずっと言ってるw)、配信でも十分楽しかったです。家で見ててもツイ廃にツイッターさせないくらい画面に縛り付けてくれる作品って貴重ですからね。

ラストのどんでん返しがほんとーーに気持ち良くてスコーンと終わったのが最高だった。私は美月が演じてるほうのかなえの役回りが多分ピンときてなくて(「美人」という役割以外の部分で)、それでなんかぼんやりしたまま前半見てたんだけど、のぶえが刑務所入ったあたりから一気に面白くなったな~。きっと劇場で見たら、また全然違うものが見えたんだろう。三獣士とのぶえが最高なのはもちろんとして、そこに放り込まれた俺たちの美月姫がちょー可愛くてなんでもやってくれて最高だった。骨董通り446好きすぎたのでもうちょっと長く見たいw
「このご時世」を正面から殴る…というか跳ね飛ばして全力ダッシュでひき逃げするみたいな作品だけどw、実在する事件をまるっと使った「松戸かなえ」を巡る物語としても面白いし、順番に紹介される回想シーンが最後のカーチェイスwでスパーンと繋がる瞬間さ~最高だよね~~~(と思った瞬間に「伏線回収!みんなが好きなやつ!」って台詞が入るあたりがほんと上手い)

クドカンは「今」をリアルに描くのが上手い。メタも含め、今思ってること、今欲しいものを世間一般で「正しいこと」とされているものとは別の尺度で的確に突いてくる。それはいつも私が欲しい言葉で、だからクドカン作品は観ていて気持ちがいい。
終盤にさらっと挟み込まれた「好きな人は相変わらず好きみたいだし」という台詞が好きだった。そう、好きな人は相変わらず好きだし、相変わらず劇場にいる。普段ならあっという間に完売になるチケットがあとからざくざく買い足せるくらいの売れ行きであるこのご時世でも、いつもいる奴らは相変わらずいるし、相変わらずその場でチケットが増えている。芝居をしないと生きていけない役者たちと、芝居を観ないと生きていけない私たちは今も変わらず劇場で騙したり騙されたりしながらエンターテインメントを浴びている。


なつのお題箱