劇団朱雀THE FINAL 2/26夜＠亀有リリオホール
太一が千穐楽を湿っぽくするの嫌うから、泣かせにくるとしたらここかなとは思っていたが。泣かせにくるどころじゃなかった、本人が泣いていた。そんなのずるい。太一が笑え騒げというから笑ってたのに。カラっと終わってやろうと思ってたのに。私千穐楽入らないからこれが最後なのに、こんなん見せられてどうしたらいいのよ。あーーーーーー。
…ってなりながら帰った夜公演でした(笑)まじでしんどかった(笑)しんどかったけど楽しかった。ほんとに楽しかった。私のラスト朱雀。色んな意味で忘れられない公演になった。しばらくワンダフルSunでぃ聴けないわ(トラウマｗ)
たった1年8か月。されど1年8か月。大好きな大好きな人たちだった。楽しかった思い出しかない。なぜか一瞬私のアンテナをかすめたものをノコノコ追いかけてみたら、色んな偶然が重なってとんでもない場所に迷い込まされた。まさか劇団の終焉を見守る羽目になるとは思わなかったけど、おかげで素敵なものがたくさん見れた。
お疲れ様でした。ありがとう。また次もがんばれ。
というわけで、2週間後はすみだパークです！ｗ早いよｗｗ
気持ちが全然追いつかなくて戸惑うけど、まーいつもの姿がまたすぐ見れるのはありがたいことだ。
夜公演、一部は太一以外同じ曲だったのでさくっと。
【一部】
- 春よ、来い(太一)
創くんのこのナレ聴くのも最後か…としんみりしていたところに、春よこいのイントロは卑怯だー。これを1曲目に持ってくる想定してなかったから、本気でびっくりしたし泣きそうになった。昼とうってかわって清楚で可憐な女形、綺麗だった。拝みたくなるくらい美しい。
- 万里の河(友貴)
夜はお花がついていた。もらいに行くとき、すっと膝ついてうつむいた姿がなんとも綺麗で、はー綺麗だなーってあほみたいな感想浮かべながら見ていた。夜は扇子咥えるのなしで、脱ぎ掛けの羽織ひっかけて決め。私たぶん友貴のこういう色気好きだわ。
- はぐれ雲どこへ(僚くん)
客席前半分ぐるっと回って、お花いっぱい。ほんとに確実に固定客がいるからこの人恐ろしい。
- ？(座長ソロ)
曲変えてた気がする。なんだっけな夜…。
- 夜桜お七(太一＆友貴あゆみ僚なお)
夜は太一姐さんにもお花ついてたよー。これ見れてよかった！美女の胸に花咲く光景は気持ちがいい(笑)
【二部】
お芝居は大江戸喧嘩纏！初日演目復活は考えてなかったわ。最後の最後に、ようやっと子分じゃないゆっくんが見れて良かったです。兄弟もの見たかったから嬉しいよー！金次銀次めちゃくちゃかっこよかった。舞踊がシンメで踊る振り付けなのもよかったなー。なんだこのかっこいい兄弟。同じ格好すると双子みたいだ。
ばーちょんは急遽敵方の親分役に。ですよねｗまさかモブ子分で終わらせるはずがないｗ
台詞うろ覚えにつき、時々僚くんたちに囁いてもらいつつもｗｗ、啖呵切ったり蹴りいれたりするとこの迫力はさすがであった…こえーよ親分…。
座長と兄弟のシーンももちろんよかったけど、私はそれ以上に奈々さんと兄弟のシーンが好きだった。奈々さんいつ見ても抜群にかっこいい。座長とのやりとりはいったん割愛。これもそのうち(ry
終盤最後、馬場親分VS兄弟の殺陣。さすがの身体能力と適応能力でつつがなく進み、つつがなく脛を討たれて転がるばーちょんｗ緊急参戦なのにきっちり殺陣ついてきたので、金次兄さんからお褒めの言葉。アドリブでわいわいしながら、結構がちで褒めてた太一くんと、結構がちで喜んでた馬場さんが微笑ましい(笑)
金次「お前、よくついてこれたな。敵ながらあっぱれだ！」
銀次「あっぱれだ！(銀次さんは基本兄貴の台詞に輪唱形式なのが可愛いですね)
って褒められて握手求められ、笑顔で近づいて行ったところをブスっとやられて、親分あっけなくお陀仏。
金次「よーし、いまいち締まんねーけど締まったぞー！」(酷い)
最後の纏振り、二人ともちょーーーかっこよかった。相舞踊と纏と両方見れるなんて、お得だわこれ。AJTで最初にやったときあんま上手くなかったって噂だったｗ銀次の纏振りも文句なしかっこよかった。それをじーっと見つめる金次(なのか太一なのか、)の顔もよかったし、反対に金次が纏振ってるときに動きに合わせて「わぁ！」「すげー！」って顔してみせる銀次も可愛くて好きだった。凄い表情豊か。意外と、こういう正統派のかっこいい兄弟役のってやってない気がするから、これで終われてよかった。しかしここまで来てもまだ全然終わる気がしないわー(と呑気なこと考えていたのだよこの時はｗ)
【口上～幕間物販】
創くんが、トミーさんが、次々良いこというから。「また見たい」って、まだまだ続くようなこと言うから。ちょっぴりセンチメンタルだった夜の口上。その中で、大事なことはきっちり伝えつつ、さらりと話す馬場くんもらしくて良かった。
幕間はお手洗い行ったりついったで知り合った子と喋ってたりで(勢いで色んな人と話ができて楽しかった！)あまり覚えてないんだけど、金次兄さんの前に長蛇の列ができてました。BRATSのチラシ配りは祐也くん。しばらく祐也くんとトミーでやってたんだけど、途中でトミー着替えに行ったから創くんがB&Mのチラシ配ってた(笑)
【三部】
BUMPの東京前楽で、幕の向こうから「東京ラストナイト！」って煽られたのが大好きで。だからこの時、「東京最後の夜です！」って言ってくれたの凄い嬉しかった。あー終わっちゃうよー私の大好きな時間が終わってしまう。
- キングオブ男
僚くん扇子片方すっとばしちゃってたけど、夜もかっこよかったです。そして夜も大サビでしみじみと感動する私ｗすばるの歌声大好きだから普通に聴き入ってしまうｗ
- 祭男爵
13列だったので、目の前にメンバー走ってきてくれたー。祭男爵で元気に飛び跳ねるぐみちゃんまなちゃん見てると元気でる。
- 大漁
夜も全身全霊全力で河童。ねーあなた河童→シャナナ→ドンピカのジェットコースター級の高低差をなんであんな軽々こなせるの…こっちが耳キーンってなるわｗ
2回目は太一河童の威力に少し慣れたので、間奏でケツひっぱたくところもじっくり堪能しておきましたｗしかしゆっくんさん、細いのにいい太腿してるよねｗ
- シャナナ
今度はちゃんと着替えてちゃんと出てきてたよ！あと昼より河童が増えてた気がするｗ
最後なので、歌ってるなおちゃん含めじっくり見てきた。幸せと可愛さがぎゅーっと濃縮された曲。毎回泣きそうになる。
さっき河童だった人が、だいぶ金に近づいてきた銀髪なびかせながら軽やかに舞っていた。本当に美しい人だ。これ踊る兄弟シンメはまたいつか見たい。
- 座長ソロ
- 奈々さんソロ
- ばーちょんソロ
ばーちょん曲変えてエグザイル。グラサンかけて熱唱。やっぱり上手いので夜も飽きない(笑)
- 東京ドンピカ～どうにもとまらない
夜もノリノリキレッキレな太一とトミ子。2曲目はどうにもとまらないにチェンジ。
……なんだけど、この曲のあゆみが狂わせたいの以上に妙にえろくてだね…ちょっと直視していいものか悩んだわ…。超色っぽくて綺麗だったので、あゆばかり見てしまった。
- 群舞～敦盛
昼と夜が別物だった。スピードも美しさも迫力も。二人ともがっつりスイッチ入った状態で、ガンガン睨みきかせながら踊って斬って。この振り付け大好きなのに、この6公演でしかやらないなんてもったいない。何かの機会に復活させてほしい。すんごいかっこよかった。殺陣も、兄ちゃんが手でクイって挑発して弟が食って掛かっていくのが見れて嬉しかった。粗さが全然なかったなー。怖いくらいきっちりしっかりハマってて、それでいて熱量は落ちなくて。
鞘突き出した二人に敦盛の歌い出しが重なる瞬間、喜びでも寂しさでもない、なんかわからない感情がぐわっと込みあげてきてただただ興奮していた。何回も見てるのにね。何回見ても震えるね。背中合わせで扇子回すところ、最後ゆっくんが高く投げた扇子を背中でキャッチするのが好き。
- 千本桜
昼と同じ曲同じ構成なのに、序盤から何かが違っていた千本桜。敦盛で出し切ったのか、ギリギリのところまできてたのか、ゆっくんのパートで「暗っ…」って思ったのだけ覚えてるのだけど。太一の紹介も、昼はいろいろくっつけてたのに夜はほぼ名前だけだったな。祐也のガッツ連呼と、朱雀のアイドルは残ってたっけ。
祐也ラップ、しょっぱな「これで最後だ！」って。祐也が「だいじょうぶだいじょうぶだいじょうぶ！！」って叫んだあの瞬間、リリオホールに張りつめていた何かがぶっ壊れたような気がした。なんだろう、あんまり太一が気丈にふるまうから、あんまりにもこの時間が楽しいから、終わるんだって実感が全然沸かなくて。このままよくわかんないまま勢いで突っ走って気づいたら解散公演終わっちゃうんじゃないかって思ってたところに、現実が一気に来た。終わって崩れ落ちて動けない祐也の背中ポンって叩いて笑った創さんとか、そのあとのティッシュ撒きのとき完全に放心状態だった祐也とか。全部まとめてまるっと好きだバカー。こっちも茫然としながら祐也ばっかり目でおっちゃって、気づいたらティッシュ撒き終わってたよ！最後なのに、もらうどころかねだることすら忘れたよ!(笑)
幕後の挨拶。太一が喋れなくなっちゃって。あーばかー太一が泣いたらだめだよぉぉぉぉぉって気持ちと、でもどっかでちゃんと泣いてほしかったような気持ちとごっちゃになりながら、ふとその後ろを見たら今にも泣きそうなぐみちゃんと、微笑んで見守るみうとさん＆なおちゃんがいて。あーいいなー騒ぎ屋好きだなーってまた思った。
泣いてる太一くんを目の前で見たのは初めてだったけど、この人は涙まで綺麗なんだなぁ。意地でも泣きたくなかったのか、どうにか言葉をつないだ最後の最後、照れ隠しみたいに笑って「がんばりまぁす」で〆てたのが可愛かった。その向こう側、前髪で隠れて口元しか見えないゆっくんの顔を見ながら、あーこれ笑って終わるとか今日は無理だわ。いいじゃんもうみんなで泣こうぜって思いながら、三本締め。
【カーテンコール】
- MATA(C)TANA
「帰らないんですか？」じゃなくて「帰らないですよね」で始まったお騒ぎタイム。こんなホールで、あんな綺麗な女形見た後に、総立ちで暴れるなんてきっと他じゃもう経験できないね(笑)もういつも通りに戻った太一と騒ぎ屋のMATA(C)TANA。めっっっちゃ踊ったしめっっっちゃ声出した。たぶん今までで一番踊った。私にとっての始まりの曲。ハンドマイクでがんがん歌う太一かっこいいなー。いつの間にか、本家の声じゃなくて太一の声で脳内再生されるようになった曲。
最後、昼と同じように横一列に並んで座った時に、うつむいてぎゅっと両手握った友貴が目に入って、うあーーーーこれだめかもしれん(私が)と思った瞬間、太一さんがさーっと幕ひいて消えていった(笑)かっこわらいとかつけてるけど、瞬間最大風速的にはここが一番きつかったかもしれない。
当然のことながら、まだ帰らない。全然帰る気ない。ので、ダブルカテコ。
- ワンダフル解散でぃ
これをラストに持ってきたの、岐阜でやったと聞いたときから上手いなーと思っていて。「楽しく終わりましょー」言われてこれが流れて、客席もみんなで踊りだしたときは嬉しくてはしゃいんだんだけど。ゆっくんがずっと泣いてるからさぁ。最初の方はうつむいたり上仰ぎ見たりでごまかしごまかししながら踊ってたんだけど、途中で堪えきれなくなったのかぼろっぼろ泣き出したのにはさすがにびっくりした。ぐっちゃぐちゃに泣いてるゆっくんに構いにくるみんなも泣いてて、なんっかもうたまらん気持ちになった。大人たちが泣き笑いではしゃいでるのは笑って見てられるけど、こどもが泣いてるのは見てて堪えるわぁ。
でもたぶん、私こういうのちゃんと見て終わりたかったんだと思う。本当のところはきっと永遠にわからないしわからなくていいけど、少なくとも座長と太一には言葉で伝えなきゃいけない義務や責任があって、だから本人の口から色んな話を聞く機会がちゃんとあって。でもほかの座員はどうなのよっていうのは聞けないからさ。それはそれで正解なんだろうけど、もっとちゃんと聞きたい知りたいって思っていたから、唯一マイク使って叫べる祐也くんがぶっこんでくれたのがめちゃくちゃうれしかった。すっごい祐也くんぽくて、半分以上何言ってっかわかんなかったけどｗあれがあってよかった。ちゃんと笑ってちゃんと泣いてるとこ見て終われてよかった。つらかったけど。
そしてそんな泣いたり笑ったり忙しい中、ふつーに振りがわかんないもんだからから、ふつーに周りから教わって右往左往してるばーちょんが最高の癒しでしたｗステージ端で常に何人かに囲まれながら見よう見まねで踊っていたｗｗ時々ゆっくんも寄って行って顔見合わせてきゃっきゃしながら一緒に踊ってて可愛い。どうしようもないくらい泣いてるのに、顔あげると笑ってるのがいじらしくて、それもまた可愛いわ…。
ちなみに双眼鏡使わないと表情が見えない距離だったので、途中から踊るの放棄して野鳥の会してたんですが。急に周りが騒がしくなったので双眼鏡外したら、目の前の通路に太一さん立っててすげーびっくりしましたｗｗぎゃーたいちが！目の前に！！(気づけよ)。汗やらなんやらで髪もメイクもぐっちゃぐちゃなのに、なんでこんなかっこいいんだろうこの人…。
- SHAKE HIP
最後の最後、SHAKE HIP！ちょー楽しかった。米米は偉大だな！(笑)
振付がちょー可愛かったんだけど、温子先生かしら？ありがたや。サビで、太一ワントップの後ろにあゆとゆっくんでシンメになるのが最高だった。三兄妹抜群に可愛い。あゆがずーっとゆっくんに視線送りながら踊っていて、あー一番下にしっかりした女の子がいてよかったと思った(笑)それを囲んで踊る他のメンバーがまたあったかくて(そして引き続き振りがわからないまま出てるばーちょんｗｗ)、今まで見た中でこの瞬間が一番いい西村三兄妹だったかもしれない。ただ笑ってはしゃいで踊ってるとこ。
……で、最後どうやって締まったんだっけな、覚えてないや。
いつも夢ごこちで帰路につくから、最後も「朱雀そのものが夢だったのでは…私は長い夢を見ていたのでは…」と譫言を言いながら帰る予定だったんだけど、実際はこれ以上になく現実を突きつけられて終わった私のFINALだった。夢の時間の終わりまでのカウントダウンがつらすぎて、早くあと1公演終わらせてほしいと思いながら家まで帰った(ひどい終わり方ｗ)
はーーーーでも楽しかったなーーーーーー。ここにいれてよかった！ばいばい朱雀！
