風の果て

恋をしただけ それだけのことを

最近見た映画の話②

緊急事態宣言解除後に見た映画鑑賞録その②。①はこちら。
最近見た映画の話① - 風の果て

映画館以外だと、ミニシアター・エイドの返礼であるサンクスシアターの作品をぼちぼち見始めました。ずっと見たかったけど後追いする術がなかった「5Windows」シリーズを全部見れたのが一番嬉しい。あと今は亡きオーディトリウムでやった上映ぶりに「シミラーバットディファレント」も観れた。あれ2013年作なんだね。そんな前か…。

www.geki-cine.jp

上演当時TLで見かけていた感想とか何もかも忘れていたので、ラストの怒涛のナレベ展開に新鮮に突っ込んでしまった。新感線を3時間で納めようとすると最後がナレベになるw
総括としては、ふるちん先輩となるしーの良質なBL~新感線の性癖全部乗せのタイチサオトメを添えて~でした。なるしーがかっこよすぎてずっとリアコ。太一さんは性癖を載せられすぎた結果、一人だけ物凄く不幸なまま終わっていて笑った。わかる、わかるけどさぁw清野ちゃんと須賀ちゃんはずっと可愛い双子でした。パティちゃんみたい…。
あと思っていたより10倍米花が喋ってましたね。出世したねぇ。

movies.shochiku.co.jp

これは先に記事書いてるのでリンクだけ貼っておく。可愛くてテンポ良くて、思ったより全然良かった。
映画「私がモテてどうすんだ」 - 風の果て

  • 劇場

gekijyo-movie.com

自粛期間中にジャック&ベティのCFに参加していたので、その返礼の鑑賞券を使った。映画館のスクリーンに自分の名前が流れるの、だから何ってこともないけど、ちょっと楽しい気持ちになるね(笑)。神奈川県で公開されているのがここだけだったので、普段はなかなか見かけない山崎賢人目当ての女子高生などがたくさんいて面白かった。客席半減とはいえ、このご時世に満席はすごい。
どうでもいいけど、ジャック&ベティって年1くらいでしか来ないのに、何故かいつも真夏なので普通列車しか止まらないあの駅で電車を待ってる時間に毎回しぬかと思う。暑い。

本編の話。何者かになりたかったけど全然なれなかった男と、その彼女の物語。キラキラ映画じゃない方の山崎賢人と、文句なしの松岡茉優ちゃんの魅力をうまーく使った作品。自転車二人乗りでの長回しのシーンが綺麗でちょっと泣いた。アラサーに差し掛かってきたさいりも凄くいい。ああいう女、実際いそう。
小劇場が舞台だからか、映画だけどどこか演劇的だし、ラストのアパートの部屋から劇場に切り替わる流れがとても好みだった。最終シーン、パンパンの小劇場の光景に、本筋と関係なくぐっときた。こういう景色が次に見れるのはいつなんだろう。狭くて息苦しくて身体バッキバキになる空間に詰め込まれて演劇観たいなぁ。

クレジットにいろんな人いたけど、穂先くんはどこに紛れていたんだろう…。

  • 劇場版コンフィデンスマンJP プリンス編

confidenceman-movie.com

アフターコロナの世界の映画館、シネコンだとこれが一番人入ってたかも。
今回も文句なし面白かったです。毎度毎度どこからあんな魅力的なほぼ無名の女の子見つけてくるんだ。超可愛かったな~。三兄弟もみんな可愛くてよかったな。幸せになれよ!って気持ち良く終われる。ビビアン久しぶりに見たけど相変わらずお美しいし、あらんさんは可愛いヘタレでよかった。ジェシーも当たり前に良かったです。ずっと出てほしかったな。
本来の公開直前に東出の不倫でゴタついたのとかもはやコロナで全員忘れてると思うけど、あのボクちゃんをやれるのは東出しかいないので今後も頑張ってほしい(笑)

あと私の周りだけで話題になってたラストシーンですけどwww思ってたよりがっつり蒲田だったし、史上最強にへっぽこなヤスでめっちゃ笑いました。笑いましたけど、あれを最後に入れたところでこの映画見にきた若者は蒲田知らんのでは!?というのも否めないので、何故投下されたのかはちょっと謎w

  • 海辺の映画館―キネマの玉手箱

umibenoeigakan.jp

久しぶりにこういう気の狂いそうな映画見たな…というのが最初の感想。夢に出そう。
現実と映画の中と、過去の歴史が入り乱れるファンタジータッチの戦争映画。何が現実で何がそうでないのか、同じ顔をした人間が様々な登場人物に切り替わっていく不思議な世界に翻弄されているうち、気が付けば8/6に向かうあの日の広島を辿る列車に乗せられている。誰もが知ってる「その瞬間」に向かっていく時間の、絶対に逃げられないと分かっているのにどうにか逃げてほしいという気持ち、「あまちゃん」が3.11に向かうときの感情に似てる…と思っていたら、最後にちらっと3.11の話が出てきて、あれはやっぱりそういう、今後もこの国の歴史に残っていく出来事なんだろうなと思った。

大林監督、ご本人が出ていたのもよかったな。自分自身の総集編みたいな映画、自分できっちり撮ってからいなくなるんだなぁ。凄いなぁ。という小並感溢れる感想しか出てこないけど、見れてよかった。
山口で拾った新人らしい、のりちゃん役の女の子がとても素敵だった。学校卒業したら、もっと商業作品にも出てくるようになるんだろうか。

  • ソワレ

soiree-movie.jp

きょんきょんがプロデューサー側にいることを全く知らなかったので、クレジット見てびっくりした。よくあるこの手の話だなって感じだったけど、映像が好みだし、ラストの高校時代のシーンが凄く好きだったので満足。翔太はちゃんと、誰かの記憶に残る人になってたんだなぁ。
「虹郎である必要はないんだけどあの世代で虹郎しか選択肢がない役多すぎる問題」というのがここ数年私の中にぼんやりあるんですけど、翔太は虹郎である必要がある気がしてよかった。単純に私がこういう虹郎が好きってのもあるけど。
芋生さんはちゃんと見たの初めて。シーンによって顔つきが全然変わる女優さんで綺麗だったなー。バイト初日終わりの、浮かれたお芝居が可愛くて、普通に笑ってるシーンが少ない分印象的だった。


なつのお題箱