風の果て

恋をしただけ それだけのことを

映画「私がモテてどうすんだ」

律儀なおたくなので見てきました(笑)
世にはびこる少女漫画実写化キラキラ映画全般に興味がないので正直見に行くのめんどくさかったんですが、全体尺90分の中にある程度ミュージカルシーンがあることを考えたら、まぁそんなに飽きずに見れるかな…と。結果、みんな可愛くてテンポもいいし、普通に面白かったです。
最初ノリさんが少女漫画実写化すると聞いたときは「100%怒られが発生する」と思ったんですが、ちゃんと面白かったです。大変申し訳ないw。OPとED~カテコの流れが本当に可愛いので、円盤発売される時期になったらそこだけまとめてYouTubeに公開してほしい(笑)

まぁ、開始早々流れ出すGet Wildをキャスト目当てで見に来た若い客はどんな気持ちで聴いてんの?とか、何の説明もないままずっと自転車おたく設定のしゅーとくんは何割に伝わってるんだろうかとか、そもそもノリさんが帝一やライチやってたころを知らないアフターハイローのおたくたちは漫画兄弟の存在も知らないのでは?とか、言いたいことは色々あるんだけど、たぶんその辺は突っ込んだら負け。HAKUEIが歌う劇中アニメの主題歌のイントロがやたら良くて、覇権アニメ感があって良かったです。

演劇部のくだりは映画オリジナルって聞いたので、ミュージカルシーンと合わせるにあたって改変したんだろうけど、これがとてもよかった。というか話がほぼこの演劇部を主軸に進むので、原作を90分にまとめるために必要な要素だけ抽出して、このエピソードにくっつけていった形なのかな?
Wikiをざっと読んだところ原作では最終的に六見先輩とくっつくようなのですが、映画ではすったもんだの末、客席の最前列で「ここが私のベストポジション!」という結論に達して終わるのが身も蓋もなくて良かったです。結局のところ我々がほしいのそこだからね。それはそう。なんか、変に頑張ってなくてちょうどよかった。おたく文化を押し出しすぎると見てるこっちが恥ずかしくなるし、かといってただのラブコメにされるとそれはそれでつまらんので、そのさじ加減がちょうどよかったなって。
で、そこからのカテコが超楽しかった。演出が上手い。


その他本編の話。
・原作ミリ知らで見たけど、最初から最後までこんなんおたく女は六見先輩一択だろ!!
・他に選択肢ないわ!!ってくらい六見先輩圧勝。
・冒頭で花依ちゃんが「受攻どっちもいける」って言った時にド攻めでは!!!???って思った(ミリ知らのまま固定するな)
・そこは特に本編には関係なかったので大丈夫でした。開始5分でヒロインと解釈違いを起こすところだった。
・ほくちゃんは相変わらず棒だけど可愛い。
・棒だけど声はめちゃくちゃいい。さすがボーカル。
・劇中で流れるアコースティックVer.みたいな主題歌(ほくちゃんソロ)はだいぶ面白い。
LDH、ほくちゃん歌わせておけばいいと思ってるだろ。
・六見先輩、優しいんだけど周りに興味なさそうで超マイペースで、ほくちゃん本人の飄々としたイメージと凄く合ってた。
・あのメンツの中にいるとさすがに大人に見えるなぁ。
・OPで踊るWヒロインがちょーー可愛い。
・なんならここから1時間富田ちゃんと乃々華の百合でもいいが?
・1回痩せてリバウンドしたときの富田ちゃんの表情が乃々華に寄っててさすがだった。
・あとあーちゃんがとても可愛い。あーちゃんがキャラとしては一番好き。
・実演ご褒美という非人道的な手段を提示し、逆カプであろうと見せてもらえるものは美味しくいただくという、よく考えると一番悪魔みたいなおたくだった…w
・演劇部のサバカン(ではない)の登場で急に中屋敷作品みたいなテンションになって笑った。
・「ガワだけの演劇なんて誰が見たいんだ」的なセリフ、LDH舞台制作班にも大声で言った方がいい。
・王子様衣装着たふーじゅ、帝劇0番で見た。絶対見た。
・さすが稀代のスペオキ顔……。
・EDの全員で踊るシーンは絶対ふーじゅを見てやろうと思ってたんだけど、ふーじゅの後ろのサバカン(ではない)が視線泥棒すぎて負けた。
・あとEXPGの圧が凄い。
・最後のスペシャル映像NG集も大変可愛かったです。


なつのお題箱