風の果て

恋をしただけ それだけのことを

5月観劇記録+α

事前に予定していたものは少なかったわりに、当日券であれよあれよと増えた今月。
連休中に観劇以外にもちょこちょこ足を延ばしてたので、それも含めて。

イントレランスの祭 5/1マチネ@よみうり大手町ホール

初鴻上作品、そして何気に初めての風間さん舞台。よみうり大手町ホールも初めましてだったのだけど、綺麗で見やすくてよかった。ただ、京浜ユーザーは東京駅か地下移動を選択してしまい途中で心折れかけたので、次回はもうちょっと使いやすいルートを探したい(笑)
風間さん、踊るとは聞いていたけどまさかOPで旗振ってるとは思っていなかったので、まずそこでものすごくテンションが上がった。風間さんの旗振りと岡本玲ちゃんのパンチラアクションでチケ代の元取れる(笑)あともう一人の女の子、どっかで見たことある気がしてたんだけどあれだ、戸塚版広島の夏枝さんですね。割とエグいストーリーなんだけど、音楽と映像美術がポップで楽しいのであまり重くなく見れる。そもそもSFっちゃSFなんだけど、そういうまろやかにする要素も含めてファンタジー。だからこそちょっとラストで拍子抜けしちゃったんだけど(パラサーでも同じこと言ったな…)、総じて面白かったです。風間さんはしょーもないヒモだったけど、弱さもダメさもひっくるめてある意味一番普通でまっとうだった。ただ、根は聡い人で、だからこそのあのラストなのかなという印象。しかしまぁ、何が一番印象に残ったかって「俺の彼女が宇宙人だった」は受け入れられても、「朝起きたら俺の彼女がデブスになっていた」は受け入れられないっていうとこでしたね…w蛍は美醜の感覚がない宇宙人だから、自分が違う生物であることを拒絶されてるんだと考えるけど、そうじゃねーんだ地球人にはそんなことより大切なことがあるんだ。身も蓋もないけど、真理。

【番外編】プリンスアイスワールド2016 5/4PM@新横浜スケートセンター

GWの家族旅行を兼ねて。ちょー面白かったんだけど、どんなメダリストよりも終始コバヒロに夢中だった。一生分のコバヒロを見たw
OPでばーっとPIWチームが出てきたときに、パッと目を引いたのがコバヒロで。動きが一人だけ全然違うから、とにかく視界に飛び込んでくる。私も日ごろ見ているものと同じ種類のものはつい目で追ってしまうからさぁ、こんなにコバヒロのダンス見る日が来るとは思いませんでした(笑)そんなにJr仕事してたわけでもないのに、すごいなーサ○チェ仕込みはwかっこよかったよ。またそのうち機会があれば。
あ、最後並んで外周(じゃないけどw)回ってたまりんちゃんとしょーまがめっちゃくちゃ可愛かったです。

舞台「刀剣乱舞」 5/7ソワレ@シアター1010

めっちゃくちゃ面白かった。末満作品好きだなっていうのと、すずきひろきという人の力を体感した舞台だった。
http://choco-ice.hatenablog.com/entry/2016/05/08/101140choco-ice.hatenablog.com

イキウメ「太陽」 5/17ソワレ@シアタートラム

お久しぶりの愛するトラム。平日だけどトラムシートまで人が入っている盛況ぶり。映画を先に見て(正確にはWOWOWで蜷川版をチラ見しているのだけど、あれはピンとこなかった)、これは舞台も見ねばと思って馳せ参じた。
4500円で驚きの満足度。冒頭の焼けつく大きな太陽と不安を煽るSEで、体の芯が震えた。この舞台上から放たれるものが自分の身体にダイレクトに響いてくる感覚が味わえるの、小劇場の醍醐味だなぁ。結役が、麦ちゃんも葉月ちゃんもどっちも好きな女優さんだったから余計にハマったところはある。劇場に響く葉月ちゃんの声は相変わらず凛と澄んでいて綺麗だった。感想は、ちゃんと時間があるときにちゃんとまとめたいな。

舞台「刀剣乱舞」大千秋楽ライブビューイング

本編はもちろんだけど、スペシャルカテコと生中継用の映像が可愛くて可愛くて大変だった。妖怪箱推しババァはまた好きな子が増えてしまったので、行きたい舞台が重なりすぎて頭を抱えています。あ、鯛ちゃんはたぶん自然にまた観れるでしょうけど。
http://choco-ice.hatenablog.com/entry/2016/05/23/011104choco-ice.hatenablog.com

寝盗られ宗介 5/28ソワレ@新橋演舞場

1年ぶり、二度目の一清×戸塚さんのつか作品。他で観たことないまっさらな状態で観れた作品なのもあって、広島よりこっちの方が断然好きだわ。一幕ちょっと飽きたんだけどw、二幕後半、スズ子が出て行ったあたりから自分の体内リズムとお芝居のリズムがうまいことハマって集中して見れた。映像使ったり、衣装がたくさんだったりで視覚的に豪華だから、劇場広くてもちゃんと見れる(2階で見るとちょっと音小さかったけど)。しかしなぜ2時間10分一幕構成にしてくれなかったのか。演舞場ならまぁ幕間35分あっても小倉モナカアイス食べて時間つぶせるけど、1幕65分で終わるなら途中で切らないでほしかったなぁ。
OPや劇中劇終盤の「THE大衆演劇」感に血が沸いたり、さきちゃんの着物でのタップダンスに惚れたり、数十年ぶりにちゃんと見たしーちゃんのダンスが懐かしかったり、なつみさんがかっこよかったり、じょーさんが素敵に頑張ってたり、ほなみのJK役が可愛かったり、一役一役にいいとこがあって楽しかった。冒頭、帰ってこないレイコの代役をやろうとしていたサキを押しのけて、高橋由美子が喋り出した瞬間の世界が変わる説得力にぞくぞくした。終始レイコさんの迫力に圧倒される。凄く私が好きなつか作品の女性だったなぁ。戸塚さんは声カッスカスだったけど美しかった。私の中の宗介ってもっと荒くて虚勢張っててどうしようもない色男のイメージだったんだけど、戸塚さんの宗介はそれよりちょっとまともで綺麗で、ほんとはもっと汚れててもいいところを周りが阻止してどこか綺麗なままあり続けている人という印象だった。(原作読んだ時点では、汚れても汚れてもどこか核の部分だけが柔らかい子どものまんまみたいな人だなって思ってた)そんでその微妙な違いと、戯曲版とちょっと違うラストシーンがぴったり合ってたなぁって。一清演出は「最後はハッピーエンド」という思想をそのままド直球にハッピーエンドの形でぶち込んでくるのが、いい意味でアイドルだなぁと。あの流れにねじ変えたときに、ちゃんと違和感なくそれがハマる宗介だったんだよ、戸塚さんが。
あとどうでもいいんだけど、Jr要員みたいなじょーさんしーちゃんゆっきーが並んだときに、じょーさんの顔というか体というか、とにかく造形が「ジャニーズ」だったので、「ジャニーズ系」の概念ってこれだなって思いました(笑)似て非なるジャンルの男の子たちと並んだときに、じょーさんだけが明らかによく知ってる場所の子だったんだ。面白い体験だった。