風の果て

恋をしただけ それだけのことを

虚構のペルソナ FACE SIDE 11/13マチネ@シアターサンモール

ひっさしぶりのHYBRID PROJECT。あずみ1回我慢してこっちに来たので、これで面白くなかったら最悪だなーと思ったんだがそんなわけはなかった。ちょー楽しかった!!サンモール自体もまさかのオレカタ以来で、久しぶりのあの空間の濃密さにわくわくした。最近ブルーシアターと銀劇と紀伊國屋をぐるぐるしてるけどw、本当はこういう劇場が好き。サンモールは、中通路より後ろに座ると見やすくて良い劇場だよねw

パラサーのあとに乱歩いくつか読んだけど、FACEの演目はどれも読んだことないやつ。まっさらの状態で、歌ありダンスありのエンタメ色強めの作品をガンッッッと浴びれて楽しかった。「火星の運河」が舞踊劇、「押絵と旅する男」が歌劇、「怪人二十面相」が活劇、って紹介されてたかな。なんでSHADOWの対極がFACEなんだろう?と思ってたんだけど、こっちは怪人二十面相の話がメインで、OPも仮面が使われてたのでそういうことなのだろう。
奥村さんも桃原さんも作品いくつか見たことあるけど、曲が好みなことが多くて楽しい。

  • 火星の運河

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あのサイズの舞台に20人以上の男女がひしめきあって踊る迫力にぞくぞくした。いいな、こういうの。最近あまり踊る作品を見れてないので、すごく満たされた。このキャストさんたちのダンス経験にどのくらい開きがあるかわからないけど、おそらく差は結構あるはずで、でもそういうの全く気にならなかったのもよかった。綺麗だった~。メインの女の子以外で、パッと目につく華があるなと思ったのはかごたにさん。

  • 押し絵と旅する男

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原作読んでないのでラストまで一緒かわからないけど、これがそのまんま小説になってても違和感ない感じだったな。東京中が見渡せる浅草凌雲閣、きっと当時の人にはなかなか経験することのない高さの建物だったのだろうその展望台での、人々の何気ない会話が楽しかった。女学生たちの、展望台からの景観とたわいない恋バナが同じテンションで繰り広げられる感じとか(女学生の袴超可愛い)、はしゃいでるカップルとか。そういう日常の中で、兄と弟だけがぶわっと浮き上がって見えるように、そこだけ現実味がない。
ツイにも書いたけど、ここで使われてた曲知りたい。

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たーのしかった!!キャスパレみたいな、派手なオープニング。ドルオタの血が騒ぐ派手さ(笑)火星~の狭い場所に人がぎゅっといる圧迫感のある群舞で始まって、このポップで楽しいショーみたいな作品で終わる流れ好きだったな。この作品は脚本も演出も桃原さんクレジットになってるせいか、ダンスの一番人数多いパート眺めながら、なんかソンドリからのいろんなこと思い出した。ここにいてほしかったんだけどなー、とか(笑)

柏木くんを初めて見たのがカラ松だったので、もう何を見てもカラ松にしか見えんのでは…と心配してたんですがw、別にカラ松役じゃなくても顔も動きもやかましいタイプで楽しかった(褒めてる)。センター似合うねぇ。あと超久しぶりに山口くん見ました。中村刑事、背が高いからスーツ似合う。
途中のアクションは、まぁあずみの間に挟んでしまったのでゆるっと見てたんだけどw、明智と二十面相が手錠で繋がれた状態で戦うのはすごかった!そんなに長い鎖でもないのに、あれだけ動き回れるものなのね。あと千秋楽観劇だったからついったにオチまで書いちゃったけど、序盤からずっと「手下ってなんやねん…」と思ってたのが最後に種明かしされる瞬間気持ちよかった。このシリーズって「…という物語でした」で終わるものが多くて(だから今回のタイトルもこれなんだろうね)、ベースになった作品とオリジナルの「作り話」の部分のまざり具合がすごく好みなんだよなぁ。

  • カーテンコール

全員出てくると、軽く一クラス分くらい人数いるwwww
すっごい賑やかで仲良さそうで楽しいカテコだった。なんかずっと楽しそうにわちゃわちゃしてるから、こっちまでニコニコしてしまった、知らない役者さんの方が多いくらいなのに(笑)何度目かのカテコで上地さんが自分のスマホでステージ上から写真撮ってるのに気づいて、「あー写真撮ってる!」「ずるいー!」って騒ぎだすみなさん、とても可愛かった。

以上、FACE感想。このまま夜はSHADOWへ。