風の果て

恋をしただけ それだけのことを

あずみ戦国編 11/12マチネ@ブルーシアター

今年何度目かのブルーシアターへの道のりを歩きながら、散々文句垂れながらこの道を歩いて僕たちのクランへと通ったあの日々からもう1年が経つのだなと感慨深く思った。今思い返しても気がふれていたとしか思えない日々だった。繭期怖い。

などと考えつつ、あずみ戦国編My初日でした。ゆっFCの渡してくれたセンター席がストレスフリーで最高だった。あずみはセンター席がいいですね。りっちゃんの超可愛いお顔が常に目の前。

なんだか言いたいことがありすぎてどこから書いていいのかわからないのだけど、川栄はうまいし可愛いし、美女丸さんはめっっっちゃくちゃ楽しそうで最高だったし、山本さん吉田さんの手合わせなどという贅沢なものも見れて楽しかったです。あとこういう話では基本泣かないので、今回も泣かないだろうなって思ってたのに、秀頼様にちょっと泣かされたので悔しい(笑)小園くんすごい…存在がずるかった。あれは目が離せない(終演後秀頼さまの話題でもちきりだった我々)
おかむらさんで2幕構成珍しいね?と思ったし、内容もいつもよりゆっくりめで普段の爆速に慣れてるとちょっとじれったい箇所が多いのだけど、元が明治座用に作った作品だから、そっちに寄せるとこのくらいになるのかなぁ?その分殺陣の1シーン1シーンも長いのはありがたいけど。いつもの速さで進めたら1幕でおさまりそうな気はした(っていうかあの劇場で幕間あるとしんどいので1幕でおさめてほしかったw)。幕末編初見のときの「あーーこれはすごいものを見たーーーーー」ってほどの満足感はないし、それはたぶん浅香竜馬のような超カリスマ!圧倒的0番!がいないせいもある気がするのだけど、個人的に好きなタイプのあーるゆーぴー作品だった。通いたくなる感じ(笑)もうちょっと時事ネタやお遊びもほしかったかな…と思うが、ポジション的にそれやれる人がいないんだな今回。



全体の感想はまだまとまらないので、とりあえず個人の感想を。その日の感想その日のうちに。

  • りっちゃん

まーーーー可愛かった!刺客としての技術以外は何も知らない無垢な子供で、爺からもらったおなごの着物を着た姿が可愛くて可愛くて、そんなの街に一人で放り出したら、そりゃ変なのに絡まれるに決まってるだろぉぉぉぉと。可愛いしお芝居も上手いうえに、殺陣が本当に速くなっていて、そろそろメイサと戦えるんじゃないかとw今回はアクションも組み込まれていて、あの丈の着物にニーハイでの回し蹴りが拝みたいキュートさでした。あとなんだろう…ゆっくんと1対1で戦うときに相手が川栄だと安心するんだよな。技術レベルの話じゃなく、この二人なら多少何かあっても続けられるだろうという安心感が。
2日目でこれだと、最後にはどうなっちゃうんだろうと楽しみです。吉田さんとの殺陣も見応えあった~。

  • ひろきくん

センターオブセンターじゃないひろきくんも、ひろきくんが主要キャストにいるのにひろきくんの力技で終わらせない作品も初めて見たのでちょー新鮮だった!子ども設定だからか、少年ジャンプよりもうちょい低年齢層向けの少年漫画の主人公って感じ。一番好きなセリフは「男子は校庭でソフトボールだ!」ですw
あ、例のキスシーンは寸止めで回避されたので、すずきひろきの背後にある戦国武将より刺客より強大な何かの力を感じました(笑)
あとド頭のフライングの動線が滝沢歌舞伎っぽくて内心爆笑したので、これから観劇するじゃにおたには注目してほしい。脳内で春のおどり流れるから。いいもん見た。

  • ゆっくん

本人が凄い楽しそうだったので、見ている私もとっても楽しかった。美女丸のシーン全部ニコニコしながら見てしまう。登場した瞬間からほとばしる異質さと、誰よりも動きにくそうな鬘、羽織、履物を難なくさばいて相手を切り倒していく美女丸さん、最高だった。ベースは割としっかり男なのに、振り返った瞬間の顔がものっそい美女だったり、声音がふっと女に寄ったり、ノッてくるとすごいイカレたサイコオネエになったりするので一体この人の表情と声はどうなっているんだろうかと。思った以上に綺麗なヤバい奴で嬉しい。
去年の初見で、圭ちゃんの三井様があの演劇の主題(原作の主題ではなく)となる部分を担っていることにめちゃくちゃ興奮したので、今年はそこが美女丸に半分くらい乗っかっていたように思えて、それも嬉しかった。羨ましかったんだよ~あのポジション(笑)残りの半分は、去年の壮太ちゃん引き継いだ感じかなぁ。あの美女丸は「どこかで道を踏み誤まってしまったあずみ」の姿であって、そういう意味で川栄あずみの対極にいるゆっ美女丸大正解だった。いいシンメだよね、この先共演しなくても、なんとなーくずっと仲良くしててほしい子たちだ。
あと最初のカテコで捌けるときに、川栄が段取りわかんなくなったのかちょっとあわあわしてて、それをすっと誘導していくゆっくんの図がめちゃくちゃ可愛かったです。再登場したときもその流れでちょっと笑ったまま出てきてて可愛かった~。

  • しゅーすけくん

こんな顔の綺麗な刺客、目立ちすぎて全然市中で人込みに溶け込めないと思いました(まがお)
そんな綺麗なしゅーすけくんをじわじわなぶり殺していく美女丸さん、たまらなかったです。この間まで西南戦争で戦っていた人たちが…(笑)あと、最期のあずみに斬ってもらえるならこわくないっていうところが、強がりな子供でグッときた。

  • 三村君

由緒正しき岡村組の若手って感じで、ここじゃなくて新撰組でカモーンデモクラシーしてても、山崎部隊で納豆作ってても違和感ないな…と思った。パッと見一番弱そうだけど、何気に最後の方まで生き残る人。

  • 小園くん

もうねぇ、全部ずるい!凄いよかった!上手いか下手かでいったら下手なのかもしれないけど、そういう問題じゃない。あずみとの絡みで一番ときめいたのも一番哀しかったのも秀頼さまだったし、泣くつもりなかったのに秀頼があずみ逃がそうとするくだりでちょっと泣いてしまったので悔しい(笑)前の会見やついったー芸での扱われ方からしてこれは罠だろうと予想はついてたけど、想像以上に逃げられない罠だった。たぶんあずみ以降小園君を見る機会ほぼないと思うんだけどw、これは千秋楽まで全力で楽しめそうだ。ジャニオタ心をつかんで離さない(さすがトップアイドル様の息子)。
最後のカテコで、お辞儀したタイミングで立ち位置ちょっとずれてることに気付いてしまったらしく、降りてゆく幕の向こう側で頭下げたままぴょこっと半歩移動してたのが最高に面白かった。なんでそこで動いたんだしwwww見逃せない人だ…。

  • 月斎とか勘兵衛とか清正とか

ド頭で赤子(あのいつもの赤いおくるみw)を頭上に掲げる山本さんがまんま以蔵さんだったので興奮しましたw今回山本さんVS吉田さん、山本さんVSゆっくん、吉田さんVSりっちゃん、みたいな贅沢な殺陣がたくさんあってときめきが止まらなかった。吉田さんの勘兵衛が超かっこいい。で、その中に清正役で創くんがINしてるのもかっこよかった。秀頼の次くらいの泣き所が清正のラスト。

  • その他いろいろ

ほっしゃんの出番さすがに長くね?w出番多いのは話の流れ上いいとして、1シーン1シーンが妙に長い気がしたのはなぜなんだろう…w殺陣シーンで普通に殺陣やってたのはびっくりした。思ったより動ける人だった。
あと祭りのシーンでお色気担当してるなおちゃんとしいなくんとか、回想で出てきたキッズたちの手合わせとか、背後で行われてることが気になってあずみとうきはの話全然聞いてなかったわ!ってとこが何度かあったので、次回改善したい(笑)アンサンブルの中ではだいたいしいなくんを見てます。


とりあえず覚えてることをばばーーっと書いたけど、美女丸さんが本当に楽しそうって話は改めてまた書きたい。
あんなに中の人が演じることを楽しんでるのが透けて見えるの、ライチ映画版の古川ゼラ以来では…w