風の果て

恋をしただけ それだけのことを

6月観劇記録

舞台入った回数はそれほどでもないけど、イベントちょこちょこ行ってたし、毎日TLに刀ステ組のいいお写真が流れてくるのでとっても楽しかった6月。
舞台観劇としての上半期の〆は弥次喜多でした。ちょーーーよかった。あとここに書かないけど、母のお供で「トリニティ・アイリッシュ・ダンス」も行ったし、今週末にはパンク侍の初日舞台挨拶もあります。推し出ないけど、超豪華メンツ楽しみ!

  • 刀剣乱舞」悲伝 結いの目の不如帰 6/2ソワレライブビューイング

こね回し甲斐があって超楽しい悲伝。こういうの待ってたよすえみつさん!
ってことで、こね回した記事はこちら↓
choco-ice.hatenablog.com
choco-ice.hatenablog.com

刀ステの鶴丸が好きすぎる話はいつかつらつら書きたいなぁ。バッケス今回もすごくいい。私の理想の鶴丸

  • 舞台「もののふシリーズ」ベストアルバム リリース記念vagueミニライブ 6/7@タワレコ渋谷店

21時からだったので、仕事帰りに見てきた!
リリイベなのに1曲目がもののふ曲じゃなかったことにちょっと笑った。歌ってくれたのはそれ含めて4曲。白い手紙、わはは、憧れの背中だったかな。生で憧れの背中聴けて嬉しかったです。色々思い出してしっとりした気持ちになってしまった。

  • SAMAEL~サマエル~ 6/9ソワレ@キンケロシアター

みかしゅん見たさにぷらっと。小劇場5500円で生演奏でspiさんの歌が聴ける価格破壊現場だった。spiさんが歌いだした瞬間、中目黒が日比谷になったから。そこだけシアタークリエだったから。
ダンスも好みの雰囲気だったし、お話も意外と面白くて、思いがけずあたりを引いた気分だった。カタカナが覚えられないので13人も登場人物覚えられるか心配だったんだけど、元素の名前だからすんなり頭に入ってきてくれてありがたかったです。殺陣のない舞台で見る林田くんが新鮮だったり、久しぶりに見たるりちゃんが相変わらず白くて可愛くておっぱいで最高だったり、カテコが三上狩野並びだったのでニヤッとしちゃったりした。意外と色んなとこで観た人がみんな出てた(笑)

サマエルはサタンのことらしいのだけど、会社名がユグドラシル(ってイグドラシルのことだよね?)で発明した物質がメサイアで、13人という数といい、おそらく神話や聖書のお話と絡めている…のだろう。1回しか見てないし、基礎知識不足で掘り下げられなかったけど、たぶん掘ったら面白い作りになってるんだろうな。怒鳴りあうシーンが多いがちょっとイライラするけど、そこはお芝居でカバーって感じだった。狩野さんが上手すぎて途中ほんとに殴りたい気持ちだったw
キャラクターとしては、監督と作家先生がよかったなぁ。あとウランちゃんの核心をためらいなく突いてくる感じ。ユグドラシル社長夫妻は、明らかに奥さんの方が強そうだったし奥さんの方についてくる人も多かったので、クロム最強説。全体に女性陣がいい味出してた印象。みかしゅんさんは、最後まで器の小さいどうしようもない男で、それが誰よりも人間くさくてよかった。オキソの異質な感じと真逆よね。舞台のすみっこに座り込んでいるだけでもやたら絵になっていて、つくづく身体の使い方魅せ方が上手い人だなぁと。

これまた仕事帰りに、残業をやや投げ出して滑り込み。思ったよりボリュームたっぷりで喋ってくれたし、芹沢君のお誕生日を祝ったりもして楽しかったです。
何を言ってもネタバレにならないからと結構内容に踏み込んで喋ってたけど、芹沢君の演じるアイドルのキメ台詞が聴けたことと、とにかく万ジョンがいっぱい出てくる。万ジョンの卒業公演かってくらい出てくる、ってこと以外は何言ってっか全然わかんなくて最高でした。話を聞いてるうちに公演に対する楽しさがぐんぐん膨らんで、一瞬でもチケ手放して野良の秘密基地に行こうとしたことを反省した(笑)大好きだよ弥次喜多!!w
あとこの場でグッズのサイリウム販売が発表されたのだけど、「アイドルのシーンが終わったら速やかに遮光袋(ランダムで絵柄が3種ある)にしまってください」というアナウンスがあり、相変わらず頭おかしい制作会社だなと。大好きです。今年見たクリエ舞台、ストリップ+紙テープ+おチップ、ストリップ+紙テープ+おひねり、サイリウム(遮光袋)付、ってラインナップなんだけどどういうことなの。

楽しくてくだらなくて、ちょっとヒリヒリして切なくて。今年も大好きな作品だった!最後の弥次喜多二人のやりとりがあったかくて可愛くて、そこからカテコにかけての流れが客席も舞台上も愛に溢れていて、まるっと最高の時間だった。こんなにトチ狂ってるのに、終演後の多幸感が異常。「何がリヤルかわからねぇ」カオス空間を意図的に作り上げてくる技量には毎度感心してしまう。意味わからないけど、その意味わからなさが高度よね…。

今回前半がマイルドというか比較的親切設計だから(2時間エンドレス地獄絵図だった双比)、物足りないまま終わったらどうしようってちょっと心配しながら見てたんだけどw。黒幕万ジョンがすげぇ攻めた台詞バンバン飛ばしてきて、超シュールかつソリッドな山場がきてくれたので安心した。シーサイドインからの重力が一気に増す感覚、ゾクゾクした。っていうか万ジョン、おまえこんな大事なポジションとして3年も茶番茶屋やってたのかと。万ジョンにしんみりさせられるのちょっと悔しいわw(松本さんめっちゃよかった…)
千穐楽で聞く万ジョンと弥次さんのやり取りはまさにリヤルとの交差で、「終わらないで、まだ続けて」って喚くおたくごと宥められるかのように終わりのはじまりの美しさを説かれてしまって、最後に次回作の発表がないことを嘆くこともできないような綺麗な終わり方をしたのが憎かった。あんなにカオスの連続だったのに、こんなに綺麗に締めるんだもんなぁ。ずるい。終わるのも待つのも嫌いじゃないから、またいつかのはじまりを楽しみにしているからね。

シーサイドインがずっとすごかったとか、相変わらず歌唱力の無駄遣いっぷりが輝いてたとか、ふらわーあれんじめんとの若手ちゃんたちがわけわからん世界を逞しく生き抜いていたとか、ゲストのあすみさんが超可愛い顔と声で超攻めてたとか、色々書き残しておきたいけど語彙が死んだらしくて今は「弥次喜多可愛い」しか出てこない(笑)

弥次さんが喜多さん大好きなのは作中ずっと変わらなくて。それは喜多さんだってわかってるはずなのに、それでも欲しかったのは「愛してる」の言葉だったことも、それが胸の鼓動がなくなるっていうシンプルな形で表されてたのも好きだったなぁ。序盤のモノローグの「おいらが死んだら、弥次さんは気づいてくれるのかな…」が最後までずっと頭に残っていた。自分でもまっすぐに「大好き!ずっと一緒にいて!」って言うし、その分相手にも言葉にしてもらわないと不安になっちゃう喜多さんも、あんなに大好きがダダ漏れてるのになかなか改めて言葉にできない弥次さんもいじらしくて愛おしかった。3作目(おんTV入れたら4作目)ともなると、喜多さんの手を引く弥次さんも、指定席みたいに弥次さんの着物の袖掴んでひっついてる喜多さんもとても自然で、ずーっと可愛かった。ふっきーの喜多さん、まじでどんどん可愛くなるね…。可愛かった……(噛みしめ)。