風の果て

恋をしただけ それだけのことを

舞台『刀剣乱舞』无伝 夕紅の士―大坂夏の陣― 6/27千穐楽配信

千穐楽お疲れさまでしたーー!!
特に小松!お疲れ!もう千穐楽は配信カメラに小松が映るたび、\よっ!200回!/って声かけちゃったもんな。思った以上に馬力があって最高だったよ小松。何故かそこそこの人気を得ていたミニスカおじさん含め、紀伊国屋ホールへのご帰還もお待ちしております。

天伝のクソエモ千穐楽挨拶が記憶に新しかったので、无伝組のカラッとおふざけしながらの挨拶見て、あぁそうだった刀ステのカテコってこうだったなって思い出したりしました。割とこういうテンションの方が多いよね、刀ステ。そういうとこ好き(笑)

2021年のド頭から半年、半分以上が緊急事態宣言の中で行われた二部作。全公演とはいかなかったけど(そもそもステアラが止まったというのも含めw)、それでもみんな元気に回り切れてよかった。最後カテコにたかしくんもいたの嬉しかったなぁ。
2020年で解体されるはずだったのに何らかの歴史改変で生き延びてしまったステアラ、これでまたしばしのお別れ……と思っていたら、次は回るサンリオピューロランドに推しが駆り出されるらしいので(なんで?????)来月また行きます。いやまさかこの展開くると思わなかったな…wwww


无伝の感想、4月に見たとき言いたいことがありすぎたんだけど、アルターで忙しかったので1回忘れた振りをしてそのまま再登城せずに終ってしまった。ので、今更だけどざっと書いておきますね。

あのねえ、一幕全部ちょっとずつ長いからあれちょっとずつ削って1幕90分で納めてほしかった。長い。とにかく長い。まじで何してればいいのかわかんなくてぼーっと後ろのよしき見てる時間とかあったから。殺陣は2幕のために温存気味だったのかもしれないけど、それにしたってテンポがだるい。基本的にすえみつ作品とは体内リズム合うんだけど、今回全然合わなかった。かなしい。
とはいえそこはギリギリ「好みによる」で片づけられるかもしれないけど、カジキマグロのことは絶対に赦さない精神で生きていきたい。あと秀頼の生首w

良かったところの話をすると、2幕の三日月宗近360度単騎出陣は単純に爆笑した。嘘だろ過ぎて。三日月、ねね様に「割に合わないこともある」って言ってたけど、どう考えてもこれ給料分の仕事に見合ってないと思うし、見合ってるんだとしたら給料いくらなんだよ。一周目終えた鶴丸の「もっと驚いてもらおうかー!」から二周目が始まるの、驚きにも程があった。ステアラはこういうバカの演出が頻出するところがいい。加減がバカ。

あと終始みかつるが凄かったね…凄かったな…初演ぶりの染鶴やるみかつる、健鶴と全然トーンが違って面白い。あの衣装着たトルソーがずらっと並んだシーンが、会話の内容は微笑ましいんだけどどうにも雰囲気が不穏というか、疑似クランを見てる時の感覚と似ていて気持ち悪かったな(褒めてる)。
だってさぁ、「どうしたら永遠にあっても狂わずにいられる?」の解が「あの本丸がある」なんですよ。間違いなく「永遠の中で狂った結果、僕たちのクランを生み出そうとしてしまった人」の話を産んだ人のホンだなぁと。そう、疑似クランなんだよね、朧の本丸…真田十勇士たちの「俺たちの本丸」も。虚構の本丸。

ラスト、悲伝が陽伝になるのは「そうきたかーーー!!!!!」だったし、鬼丸が実装された今見る鵺ちゃん、完全に鬼丸なのでびっくりした。凄い、なんつー長期戦の仕掛け。
円環を繰り返して繰り返して、繰り返す中で諸説の大坂の陣に入り込んでしまった天伝无伝。ここを経た軸の彼らが向かう先には鬼丸が現れるヒ伝があって、そこにいるのはきっと染様の方の鶴丸なんだろうな。朧んばちゃんに会ってるのも今のところ染鶴だけだし(こうなってくると維伝の軸ってどこなんだという話も気になるが)。初演からの流れが悲伝でひと段落だったから、陽伝が本当のクライマックスになるのかなぁ。


ここから先はキャスト感想とか。書きたい人だけ。

まぁいつも通り鶴丸の話をするんですけどね。
今回のMVPであろう染様。日替わり賑やかしも、色んな角度からの各種フォロー縁の下の力持ち仕事も、山場で三日月と要の部分も全部担ってた人。化け物か。染様はいつ見ても上手すぎてびびるんだけど、千穐楽配信が序盤からずっとキマっててすーーーごかった。すーーーごい怖かった。「どうしたら狂わずにいられる?」が怖すぎて、この先に本当に「陽伝」があるのか不安になった(笑)3か月間お疲れ様でした。ステアラ回る人たちは全員モンスタークラスだけど、その中にいても頭一つ抜きんでた魅力があったよ。

如水にループの記憶があるらしいことを初め、今までもちょいちょい「前回を覚えていそうな人」は出てきてるけど、刀剣男士側で一番円環の記憶を持ってるの鶴丸だと思ってて。たぶん初期の初期からずーっと一緒に繰り返してて、何度も何度も繰り返すうちにだんだん過去の記憶が残ってるんじゃないかなぁというファルス化理論を私は推してるんですけど(笑)。その中で飛び出した「どうしたら永遠にあっても狂わずにいられる?」はなかなか痺れたな。

  • 三日月

あの狂気の城が回りまくっていた冬から3年。おかえりすずひろ先生。天海祐希ばりのぐるぐるカテコを見せてくれた三日月宗近。今回初めてぐるぐるカテコが反時計回りで、あれ絶対意味があると思うんですけど、何を考えてるんですかねすえみつおじさんは。
給料分の仕事が高すぎる話は先述した通り。
史実通りに進めるために真田十勇士たちに戦わせないようにするねね様に対して、絶対に勝つ前提で「戦わせてやってほしい」って言うの、圧倒的強者だったな…。前回の弥助と同じ流れで真田十勇士の前に出てくるラスボス三日月、怖すぎて絶対敵に回したくなかったし、真田十勇士たちかわいそう。

  • 骨喰

ねね様のこと代わりに殺ろうとする骨喰、みっちゃんの方の骨喰だなぁと思った。なおばみちゃんだったらきっとそうは言わないから。
謎にバイクの後ろに乗るオンナ枠やってたの面白かったです。すえみつは骨喰のことなんだと思ってるんだ。

最高の主人公枠佐助ちゃん(学年で一番モテるやつ)、悪役美人幹部枠才蔵さん、予想の5倍喋ってたまっきーの小助(おたく人気凄かったですね)、阿吽に代わるマスコットキャラ鎌坊、日替わりと鎌坊と鶴丸を捌き続ける十蔵さん……とにかく情報量が多くてキャラが濃かった十勇士たち。オリキャラ大活躍で楽しかったね(笑)

創くんがミニスカ枠なのまじで最後まで1ミリも理解できなかったけど、美味しい役どころなので刀ステのおたくたちに思った以上に愛されていてよかったです。わかるよ、あれは好きになるよね…ああいうキャラは好きになっちゃう…。わかるんだけど、推しの顔より見たおじさんなのよ、私にとっては……という葛藤を続けた3か月だった。日替わりシーンまじでいつも見てる創くんだったので、あの十蔵さんが好きだった人は紀伊國屋にくればいいんじゃないかな…w
染様と創くんの日替わり100本ノック、プロの日替わり作家たちの共演で面白かった。

  • 如水

毎回見事なスカート捌きを見せていた、異常に動ける如水(の中の人)。誰なんだ…と思っていたらよく知ってる人だった模様(笑)異常に強いやつ、だいたい朱雀で見た人なので朱雀は怖い。この異常に強い人たちが死にそうになってる朱雀本当に怖い。
映像で如水のマスクが取れて山浦さんの顔が出てくるところ、毎回ぐえぇぇぇってなったし、こういう特殊な役どころを山浦さんにやらせるのマジで悪意なので勘弁してほしい。(繭期サイドからの苦言)


さて次は綺伝リベンジマッチ。あの本丸がどの本丸だったのか、今度は多少明らかになるのかな。ここへきてさとちゃんが投入されたので、誰がさとちゃんとタイマン張るのか楽しみです。相当強いぞあの人。

なつのお題箱