風の果て

恋をしただけ それだけのことを

6月観劇記録

新熱海とBANANA FISHの反復横跳びをどうやってこなそうかと頭を悩ませていたはずなのに、熱海がしんでしまったので結果的にBANANA FISHに全振りになった6月。

BANANA FISHめちゃくちゃ楽しくって最高だったけど、それはそれとして海里の大山は見たかったし、復讐のアバンチュールもしたかった。かなしい。何気に出演者のコロナ陽性起因で直前にチケットしんだの初めてだったなぁ。新とモンテ合わせて5枚返金されてきたけど、そのあと2枚買ってるし単価が熱海より高いので結局あと1.5枚分くらいしか残ってない気がする。返金、秒で次のチケットになってしまう。


  • +GOLD FISH 6/5@DisGOONieS

久しぶりのお船酒類提供が出来ない時期だったのがめちゃくちゃかなしかったけど、初めてのお弁当形式も楽しくて、相変わらずご飯が美味しい海賊船だった。
銀魚は紀伊國屋松田凌くんでやってたバージョンと映画版を見てるけど、金魚は見逃していたので初めまして。似て非なる物語で面白かった。
お店に入った瞬間「あの水槽」が目の前に現れるの、なかなかない経験だった。「物語に入り込む」が比喩にならない独特の体験。


あのハコの使い方に慣れたのもあるんだろうけど、あの狭いところで12人が当たり前のように芝居していて、あの館の壁や柱の気持ちでそれを眺める不思議な時間だった。この場所は館物ミステリーとの相性がいい。自由度の高い役を与えられたしょーごくんが、大変伸び伸びと様子がおかしくてよかったです(笑)

  • CLUB SEVEN ZEROⅢ 6/6@シアタークリエ

2年前に引き続き初日にお邪魔してきました!
フォロワーさんにチケット手配してもらったんだけど、受けとりに行ったらペンラも貸し出ししてくれて至れり尽くせりでした。楽しかったです。6月生まれを祝ってくれるコーナーがあったので、乗っかって祝われてきました(笑)玉野さんにステージ上からフルネーム呼ばれるという新しい経験(笑)

今年も楽しかったし、おじさんたちが元気で何よりでした。普段ミュージカルをあまり見ないので、吉野圭吾のイメージの8割くらいがクラセンになっており、完全に様子のおかしいところしか思い出せなくなりつつある。今年も勢いよく様子がおかしかった。
にじゅーの曲でポニテリボンの東山さんが大変可愛かったです。まさしはARASHIの振り付けをかなり細かいとこまで忠実に踊っててえらかった。

2年後また元気でお会いしましょう。GEMⅢもお待ちしています(毎回言う)

  • BANANA FISH 6/10初日配信、6/12マチネ@銀河劇場

すごく忙しい人のためのBANANA FISHだったけど、思った以上に愛せてしまった。良質な2.5。
推しのビジュアルが可愛くて大満足。
choco-ice.hatenablog.com


結局スペシャル公演しか見れないまま終わってしまったシン熱海。おたくの本能が「海里の大山は多分いい」と叫んでいたので、見れないまま終わってしまったのが本当に残念。熱海が8割わかんない海里、わかってる2割の中に「舞台上で起きてることは全部捜査です」が入っていて偉かった。
細かい話を書いておく…ほど何か中身があったのかと言われると微妙なとこですが、能條さんとたわちゃんがきゃいきゃいじゃれてて可愛かったことと、部長の机に座ったあっくんとその前に並んだゲスト二人(味方&みな子)が机囲んでだべってる姿が完全に終演後の居酒屋だったことは書いておく。中央の3人の気のおけない雰囲気よかった(笑)
司会進行は久保田創役の濱田くんが頑張っていましたが、あのポジションは結構な難易度の高さなので、なんとなくなんとなく紀伊國屋ホール全体が久保田創を求めていて面白かった。まずイベント冒頭で「久保田創は豊洲のぐるぐるシアターに出稼ぎ出張中のため」本日不参加である旨をわざわざお伝えされるイベント、おかしいだろう。

ちなみに改装された紀伊國屋ホールはほぼ変わっていなかったが、椅子は確かに沈まなくなった。

無事完走おめでとうございました!
本当は千穐楽を配信で見て終える予定だったんだけど、熱海が死んだので急きょ前楽に駆けつけた。前回と同じく3階だったけど、前回より見やすい位置でよかった。
2公演とも野鳥の会だったので、表情の細かいところは千穐楽配信で見たけど、みずえアッシュがまーーーーーー綺麗だったな。あんな繊細な表情をする子なんだなぁ。こういうの、エーステやヒプステみたいなライブと合体いた作品だとなかなか気づけないので、今回知れてよかった。

熱海がなくなったことで最後こっちに全力投球できたのはちょっと複雑な気持ちになるけど、ほんとーーーに好きな作品だったのでそれはそれでよかったかもしれない。久しぶりに推しの現場でこんなに興奮した。嬉しい。あと千穐楽カテコ挨拶で久々にめっちゃ好感度高いバージョンのゆっくんさんが見れてちょっと笑った。可愛かったな。終始楽しそうで何よりでした。
唯一心残りなのは最後まで推しと水江のオフショットが出てこなかったところですけど、まぁ初めから期待してなかったですけどワンチャン…あるかもしれないじゃん……という小さな願いはあっけなく消えたのだった。そうね、あなたたちどっちも自分から撮ろうって言わなそうだもんね…(笑)


3日目時点で既に初日より速かった水江ちゃんのアクションが更に加速していて大喜びした。手足が長いから派手なアクションシーンは見ていて気持ちがいいな…。
ゆっサーは相変わらずショーターのシーンが最高に楽しそう。あのシーン、バナナフィッシュの中でも指折りのしんどいポイントだと思うんですけど、ゆっくんのおたくとしては最高潮に楽しくて毎回一緒に高笑いしそうでした。この日はアッシュの手錠のロック外す瞬間特にいい顔してたな。最高。千穐楽配信のこのシーン、ロック外すオーサー→しゃがみ込んで瞬時に銃拾って構えるアッシュのカメラ高速切り替えが見事だった。ありがとう、どっちも映してくれて。
19日夜の日替わり(新聞奪い合うとこ)は、アッシュが表情はもちろんだけど英二の方にへらっと手を伸ばす仕草が完全に気を許した人間相手にしか成立しないやつで、やはり添い遂げ退団をした者にしか略…と思いました。

後編、出来れば間を置かずにやってほしかったんだけど、来年までお預けかなぁ。ブランカのキャストだけでも早くほしい。早くまた会いたいな、みずえアッシュ。後編、ずっと辛いが。

  • ロックミュージカル「MARS RED」6/26ソワレ@銀河劇場

1週間ぶり今月3度目の銀河劇場。モノレール側から入ったあの位置のポスターがなくなっていたことに一抹の寂しさを覚えた。
良知さんとこで作った、Rockとソルシエと色んなモリアーティをごちゃっとしたような何か(笑)。西田脚本・演出で良知が嚙んでてこの絶対に歌が上手いメンツならまぁ楽しいだろうと思い、モンテがしんだ悲しみを癒しに行ってきた。西田演出と良知の振付、相性は悪くないんだけどどちらも全然負けないし譲らないしで、全体に引き算が出来てない感じがちょっと面白かった。足して、そのまま割ってない(笑)

糸ちゃんがちょーーーかっこよくてテンション上がったな~~。糸ちゃんが両手に持ったナイフ2本同時にくるくるした時が1番興奮したかもしれない(笑)せーじろーが設定上あまり動けなかったので、今回の殺陣の山場はいっけーvs糸ちゃんでしたね。

しかしとにかく歌が上手いんだけど、話が面白くないんだよな。原作がそもそも微妙なのか、舞台化したときにイマイチの出来になったのかわからないけど。やっぱ100万回こすられたコッテコテの厨二ヴァンパイアものを恥ずかしくない感じに仕上げるのって超難易度高いよね、というのをずっと考えながら観てた。
漫画やゲームの題材としては100万作あるもので、必然的に2.5でも出てきやすい題材だから、差別化も含めて余計に難しいというか。これ求められるのは「恥ずかしくないセンスのものを作れる」じゃなくて、「そういうものだと思わせる力」なんだと思うんだよね。TRUMPのライネスタイムとかまさにそれの成功例で。吸血種が噛み付いて、舞台が真っ赤に染まり絶叫が響き渡り大仰な音楽が流れるなんて、普通に考えたらダサいわけじゃん。ダサいんだけど、客の方もライネス流れたらうわーーーー!って頭抱えるように教育されているし、なんなら舞台開演前から客席が一体となって「そういう空気」を作り出しているわけで。だからTRUMPって途中からギャグなくても成立するようになったんだと思うんだけど、そこまで持っていくのが大変なんだよなぁ。
みたいなことを考えながら観てた。暇だったので。歌はうまい。ちなみにひらりょは歌はもちろんだが芝居も上手すぎて、「上手すぎて浮いてる」枠の人になっていた。上手すぎる。

キャストもスタッフもおたくもステアラも、半年間お疲れさまでした!!!!
choco-ice.hatenablog.com


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